ほしぞらの物語

□くせになるだろ?
1ページ/2ページ




静まりかえった保健室




2人の空間で




荒い吐息だけが響いている。




「んぁ……ふっ……ぁ……」




こんな声をだしている自分が



恥ずかしくてどうしようもない





そんな私に気づいているのに



星月先生はクスリと笑って




わざと




舌を




絡めて




深いキスをする。





最初はただ飴をなめているだけだったのに



宮地君がもう一個くれたからどうぞって言ったのに







彼は差し出した飴ではなく



こっちが欲しいと言って





気がつけば




2人で





1つの飴を





共有している。






「はぁ……ん……も…………」




呼吸さえ奪うような






大人なキス





頭が真っ白になる。







口の中でひろがっていた




イチゴ味がなくなっても






それは続いた。





.
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ