酒井参輝詞1

□私。
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愛は時としてその形を見失い
私さえ…
貴方すら…
温もりは今何処に…

私が愛を育み与え続ければ「終わらない」なんて…

本当に馬鹿みたいだわ…

貴方に向けて述べた筈の私のこの手は何時からか
明日を掴む事に必死で気がつけば私が見えてない…

「好きです…好きです…!」と叫んでも私のこの声は何時からか
貴方の隣を擦り抜けて私の明日を遠ざける…

決して汚い愛では無いけど
決して綺麗とも言えない…
私でなくても良いかもしれない
貴方でなければ何も良くない…

どうか私を捨てて下さい…

貴方の嫌いになりたくないから
そうなる前に使い捨てて…

枕を涙で濡らす様な眠れぬ夜の孤独感を
埋めてくれた貴方の唄を唯、私だけのモノにしたくて…

貴方の現実、思い出や理想の中には何時までも
あの頃の綺麗なままの私だけを残しておきたくて…

貴方が受け入れてくれないのなら惨めな思いをさせないで…
冬の冷たさが秋を閉ざして行く様に私の…

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