酒井参輝詞2

□嗚呼
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月を喰らう霞 吐き出す白い夢
月に吠える静寂 震える鼓動は

声絶え絶え捻り出せば 届くか…この慟哭が…

「嗚呼」

さようなら

また明日

手を振るわ

影の中

思い描く在りし日の煌めきはくすむ
頭垂れて風に揺れるこれが…私?

無垢のままで終わりたい 透明に溺れていたい 私は見えずの影
揺れながら見下ろした先に這いずり回る漆黒のソレの様

意味のある無意味でいたいのです

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