酒井参輝詞2

□蹲
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ひとひら…

汲んだ逆巻く想 何の意味を成したか
堂々巡りの果てに辿り着いたソコは
僕がアノ日、賽を投げ歩みを始めた振り出し

生き方が分からない
ただ…ソコに在るだけで…
何を置き去りにして何を追い掛けるのか
少しだけ…ほんの少し遠回りしただけで…
また僕はここにいる…
死にたがりの迷子

死に方も知らないくせに…

曝け出したソレが「僕」なのか 欺き続けるソレが「僕」なのか
何か求め…
何かを捨てて…
それでも尚、何かに飢えている…
「僕」が「僕」で在る為に「僕」をやめたアノ日だけがこびり付いたまま離れず足掻く
こんな気持ちになるくらいなら…
こんな気持ちになりたくないから…

「僕」を殺したはずなのに…

生き方が分からない
ただ…其処に在るだけで…
何を置き去りにして何を追い掛けるのか
昨の意味明の意味現の意味を求めて
迷い惑う斑模様

膝を抱え闇に耽る

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