@<薄桜鬼短編>

□いつの日か
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ねえ、まゆ子。
どうすれば君は僕の側にいてくれるのかな?


突然僕らの前に現れてあっという間に、環境に馴染んだ彼女。

初めはただの面白い子って言う印象で好きだとかそんな感情はなかったけど土方さんのものになったあの日。
彼女が欲しい、そう思った。


「ねえまゆ子、まゆ子ってばっ!」

「何?
もうすぐ、巡察にでるんだけど?」

「近藤さんに金平糖をもらったんだ。
一緒に食べよ?」

「金平糖!
食べる食べる。」

「じゃあお茶用意して待ってるから僕の部屋においでよ。」

「はーい!
じゃ巡察いってきまーっす。」


どうすればきみは、僕のものになってくれるのかな?


いつの日か

(美味しいね総ちゃん。)
(そりゃあね、近藤さんが買ってきた金平糖だから。
ところでいつ僕のものになってくれる?)
(私が一番大事だって言ってくれたら。)

(…じゃあ一生ムリかなあ。)
(諦めはやっ。)
(だって近藤さん大好きだから。)

fine
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