-offer-



僕の全てをあなたに捧げる だからあなたの時間を下さい



すれ違うとき他人の振りした貴方の瞳が憎い

後で来るメールは「また偶然あったね」と軽い挨拶程度の言葉



貴方のことを想いながら 選んだピアスは 僕の目に触れることなく 別の誰かを眺めてるの

重なり合う一瞬だけが貴方を独り占めできる愛しすぎて 切な過ぎて 狂いそうになる



僕の全てを 貴方に捧げる だから 貴方の 瞳を下さい

見つめ合った時の あの想い残せるよう 僕に焼き付ける



甘くささやく言葉 優しくなでる声 囚われたままの気持ち

貴方の一言に喜びを感じ 時に地獄に落とされる



貴方の残した香りを大切に残したくて とどめた上着の肩口にそっと顔うずめてる

残香でも 声だけでも 貴方のかけらがほしい 妄想でも 幻想でも 抱きしめたくなる



僕の全てを貴方に捧げる だから貴方の唇下さい

他の誰とも話せないようにふさぐから 静寂のままで



震える手で頬をなでる 一瞬の喜び集め 嘘の中で二人だけの トキを感じてる



僕の全てを貴方に捧げる だから貴方の香を下さい

瞳を閉じても貴方を感じられるよう 刻みこんで



僕の全てをあなたに捧げる だから貴方の全てを下さい

望んではいけないと分かってる だけど今は 一瞬だけ許して


-end-

[TOPへ]
[カスタマイズ]




©フォレストページ