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01/27(Sun) 19:35
『道標』読ませていただきました☆
翡翠

お久しぶりでございます(´ー`)ノリアルの忙しさに埋め尽くされる日々でしたが、久しぶりに二次元世界へ舞い戻ってきました。

高銀!そして……死ネタ!
正直、死ネタは読むのも書くのも苦手で、どんなに好きな書き手さんのお話でも逃げてたので(だって銀ちゃんが…高杉が…辛すぎる…(T_T))読む前にかなり迷ったのですが。

読んで良かったー!!

何て言ったらいいのでしょう。高杉の死を仄めかすモノローグ?的な部分から緊張したのですが、あっという間に不思議な世界観に引きずり込まれてしまいました。

やはり場面として印象的だったのは数え唄を交互に歌い交わす二人のシーン(この数え唄も秀逸ですよね。不気味さともの哀しさを兼ね備えた恋歌とでもいいましょうか)。最後に二人の声が揃うところなんて、本当に映像のように浮かびました。

でもでも!心揺さぶられたのは、首を…首だけでも銀ちゃんに委ねにきた……?渡しにきた……?高杉。

“その時”を迎えた高杉は、一体、どんな気持ちで銀ちゃんを想ったんだろう。本来ならば誰しもが平等に全てを失うその時、であっても、自分の首だけは、それとも首だけでも?他の誰でもない銀ちゃんに渡したくて。

銀ちゃんも高杉も……物語の冒頭から互いを引き合いつつ、ようやく一つになれたんだなあ……。こういうhappy endもあるんだなあ……。多分二人にとってはこれ以上の幸せなんてないんだろうなあ……。その行く手が所謂「天国」と呼ばれるところでなくても、二人にとっては安息の地なんだろうなあ……と。

相変わらずの軽口を叩きながら歩む二人。けれども言葉に表れないところで伝わる互いに対する想いの深さに、自然と「ようやく結ばれたね」と思えるお話でした。

いつにもまして纏まらない感想ですが……朔夜様のお話は全部好きですが、このお話は別格!です。

素晴らしいお話をありがとうございました!(*´∇`*)

SN3G
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02/11(Mon) 06:40
To 翡翠 様
朔夜


こんにちは!
返信が大っ変遅くなってしまい、申し訳ありません(>。<;)
それというのもっ……このネタに関しては、あれやこれやと語りたいことがもうもうっ、湯水のように湧いてきてっ…!
すいません、こっから先のレス、アホみたいに長いです( ̄▽ ̄;)

まずは、UP当日さっそくのコメント、ありがとうございました!
お褒めに預かり光栄ですッ!特に、「別格!」とのお言葉っっo(>∇<o)。゚゚。

コレ、書き上げてみたら自分でもかなり気に入ってしまったお話なのですが。「別格」のひと言に、おそらくは私が中に織り込もうとした…感じてほしかった世界観をそのまんま、ほぼズレのない形で受け取っていただけたんだなぁ、そしてそこに深く感じ入ってくださったんだなぁ…と、嬉しくてたまりません!

これを書いた日。たまたま「美男の生首」なんていうフレーズが出てくる本を読んでまして。となるととーぜん「サロメ」なんかが思い浮かぶわけですが、「なんか…ちょっと違うなぁ……」ってピンとこなくて。
「今ふっと浮かんだ感覚はそーじゃなくて…そゆんじゃなくて……えーっとぉ…」って。
ちらっと見えた気がしたのにすぐに見失ってしまった「お話のカケラ…のようなもの」を必死でかき集めて…。ちょっとないぐらい集中しましたヨ(笑)今回収しないと霧散して二度と構成できなくなる!って。自分のココロの中、頭の中、浚って浚って…きっかけになった本、読み返してみたりなんかもして。

―――こう……「死ぬ」っていうのは不幸なことだって考えるのが陽の考え方だとしたら、「死ぬことで幸せになれる」っていうのは、ひどく後ろ向きなカンジもするけど、その実、ある意味すごく能動的っていうか……本人たちがそう思ってる限り、「生きて手に入れる(かもしれない)幸福」よりも、ずっと「確実かつ絶対的な幸福」であるような気もする。それはそれで…あるいは「だからこそ」?美しかったりするんじゃないか……?―――
―――お?近い…かもっ!そういう話が書きたいと思ったのかもっ…!―――

なんて。うっすらとした脳内のイメージを捏ねくり回してたら。長らく記憶の奥底に埋もれていたあの数え唄がひょいっと浮上したんです。
すると、あら不思議!するっとお話の原型が出来上がり。一晩という、ワタシにしては驚異的なスピードで仕上げることが…!

<続きます↓>



PC
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02/11(Mon) 06:42
A
朔夜


更新履歴や作品の添え書き、はては前書きまで付けて、「死ネタです!」としつこく言っといて何なんですが…そして実際、間違いなく死ネタなワケなんですが…私個人としては不思議なぐらい、「死ネタを書いた」っていう意識がなかったりします。
なんか、「歌いながら二人で、どこか…誰も知らないところへ行ってしまった…」っていう、書いたまんまの認識で……。まぁこの場合、「行ってしまった」先が「どこ」なのか、っていうのが問題なのでしょうが(^-^;)

「自分たちは天国になど行けない。人が死んでどこかへ行くのだとしたら…自分たちの場合それは地獄でしか有り得ない」

二人ともが、そう思っている。だから、この時二人にとっての「行き先」は当然「地獄」ということになります。作中でそういうやり取りをしてるし、そう思わせるような描写も入れてます。が…ほんとのほんとは……
「天国」に行ったのかもしれない、と。
あるいは、天国でも地獄でもない、あらゆる宗教で定められている「死後の世界」とはまったく異なる……「自分たちだけの、閉じられた世界」に行ったのかもしれない……。

それは誰にもわかりません。でも、もし。もし、そうだとしたら。
きっとそれは、とても幸せなことなのに違いない、と。
このお話は(私の中では)純然たるハッピーエンド、なんです。

なんかいろいろと微妙ですが、高杉の首が出てきた時点でもう「ファンタジー」(の、つもり?)っていうか。
あるいは「お伽」とか「伝説」とか…それともいっそ「怪談」かなぁ?

例えば、添い遂げることを許されず入水心中した二人が、その後ずっと湖の底で寄り添って暮らしている、とか。
炎にまかれた恋人同士が、煙となって空に昇り、星の彼方で幸せになった、とか…。
「生物」としての肉体を持ったままで可能なはずはない、けれども、「物語」としてはアリかなっていう?そういうお伽話みたいなものは古今東西たくさんあって……そんなイメージって言ったらいいのかなぁ…。

<続きます↓>



PC
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02/11(Mon) 06:44
B
朔夜


作中で。現実に、高杉は死にました。
首が見つかっていないのも事実てす。
だけど、単純にその「見つかっていない首」そのものが単体で動き回り、銀ちゃんの元にきた……わけではない…と(それじゃホラーだww)。少なくとも私はそういうつもり…なのですが。
でも、「じゃあ銀ちゃんのところに来た、あの首はなんなの?」と詰められると返答に困ってしまうという…うーん…難しいトコロなんですよねー。もし単純に「幽霊」なのだったら「首だけ」で出てくる必要ないわけだし。
そこらへんの矛盾が、このお話を「ファンタジーです!お伽です!」と定義づけたい所以…なのかもしれませんww

>>“その時”を迎えた高杉は、一体、どんな気持ちで銀ちゃんを想ったんだろう。

高杉は侍だし、その上今はテロリスト。「死ぬ覚悟」はもうずっと前から出来ていたはずです。けれど同時に「復讐を為し遂げるまで俺は死なねぇ!死んでたまるか…!」という気持ちもあったことでしょう。
しかし、死は訪れた…。野望は果たされることなく、自分が壊すはずだった世界は壊れないまま…何ひとつ変わらないまま在り続け、自分だけがそこから切り離される…。

無念…だったかもしれません。けれど、それと同時に。
ここで高杉はずっと己に課してきた、「先生の仇をとる、世の中に復讐する」という使命というか…呪縛?から解放されたんじゃないかなぁ…。
「そう」なった時、やっと。
自分が本当に欲していたのは何だったのか、本当に大事なものは何だったのかに気付けたんじゃないでしょうか。
ただひとつ。何があっても離したくなかったものが、何であったのか……。
ずっと昔から…わかっていたはずなのに。知っていたはずなのに。
悲しみと憎悪でいつの間にか見えなくなってしまっていた、その事実にも…。

<まだ続きますww↓>



PC
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02/11(Mon) 06:46
C
朔夜


高杉は、一人で死んでいきたくはなかった…んです。
道連れにする、とか。そういうことじゃなくて。
どうしても、どうしても。残してはいけなかった。
今は新しい仲間たちとそれなりに穏かに暮らしている銀ちゃんを…自分の都合で無理矢理連れていきたいわけじゃない。そうじゃないけれど。

高杉にとって「世界」は「敵」。そして「銀時にとってもそうであるはず」という考えが根底にあるのではないかと思いますが…この世界に銀ちゃんを置いてゆくことはつまり、敵陣に一人置き去りにするようなものです。大切な、大切な…何物にも変え難い、愛する人、を……。

もうひとつの思いとしては。
ここで離れたらもう未来永劫寄り添えることはないのだと。そう思ったら堪えられなかった。それだけは我慢できなかった、だから。
「死者の世界」へと引き摺り込まれる寸前。あと数ミリ…そこを越えたら完全に「あちら側」の存在になる、というそのギリギリのところで。高杉は全力で抗って踵を返したんだと思います。
銀ちゃんを。
迎えに……行こう、と………。

これまでも思想の違いから離れ離れになってはいたけど…高杉はこの時、今までにないほどの強さで「離れたくない」と思っていたんじゃないかと思います。
それでも、もし。
もし…銀ちゃんが「今の生活」の方を選ぶのであれば。
高杉は一人で戻ったんだろうな…。「そうか…」って。穏かに…でもどこか寂しそうに、笑って……。
もしそうなっていたら…独り黄泉路を辿って戻り、そこで気の遠くなるような時を過ごさなければならないのだとしたら。高杉は完全に消滅していたかもしれないなぁ…なんて、ふと思いました。肉体だけでなく。魂ごと、跡形もなく。
「銀時と共に在れないのであれば」。高杉にはそういう、「ゼロか百か」みたいな潔さがある気がします。
でも、結局は。
「銀時」も。自分と同じ気持ちだ、ということを。高杉は……知っていたんだろうなぁ…。たとえ、言葉で伝えられることがなくても…。

っと…キリがないんでこの辺にしときます(´∀`;)本文より長いコメレスってwなんだそれいいかげんにシロ!って感じですよねwww
こんな、ネタばらしというか…読み手側に解釈を押し付けるようなことは本当なら書くべきではないのだろうと思うのですが。翡翠さんだから、と。言い訳やら解説(もどき)やら書きながら考えたことやら、アレコレ吐き出してしまいました。すみませんwww
長文にお付き合いくださりありがとうございましたー!(=^▽^=)


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PC
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