From dusk till dawn〜日没から夜明けまで〜

□1.【〜??にて〜side銀時】
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……んんっ……ん…………なに…コレ?………なんかキモチイイんだけどォ…??

……なんか…キス?されてるっぽいような…?ってか、されてるよねコレ。

……寝てるとこに突然キスしてくるよーな相手って……心当たりねーなァ……あ、もしかして夢か?これ……。

……んんっ……ふっ………あーなんか、夢にしちゃ感触リアルぅ……めっちゃきもちー………。

もぉ夢でもいいっ!銀さんこんなん久しぶりだしー?

ってかなんでここまでモテないかね?やっぱ天パか?天パが悪いのか??

ちくしょー!サラサラストレートなら俺だってこんな過ち日常茶飯事!ってぐらいモテるはず…んっ……はっ………っんか息くるしーよーな………ってコレホントに夢ェ?いくらなんでもリアル過ぎねェ?

んー…いま俺は目を瞑ってるワケで…だから夢か現実かの判別ができねぇワケで…。

なら、目ェ開けてみるか?

いやいやいや、それで夢だってんならいーよ?年甲斐もなくなんつー夢見てんだ、欲求不満かァ俺!で済むけど……まかり間違って現実だったらどーすんだよ!

……ふっ…く……やっ…べ……キモチよすぎて…考えまとまんねぇ………。

……ここまでくると間違いねェよ、コレぁ……現実だあぁぁっ!

……どーする?どーする、俺ェ!ってか相手、誰エェェ??



 * * *



それまで舐めたり吸ったり、唇に集中していた感触がふいに逸れて、頬を伝い耳へ……ヤベっっ!

「…んぁっ…はっ…んんっ」

息がかかった瞬間ゾクッと快感が走り、たまらず首を捻ったら、軽く噛まれて…思わず声が出た。

反射的に目も開けてしまい、そこに飛び込んできたのは……。

……薄暗くてよく見えねーが…ウチじゃねぇな。こんな家具置いてねぇし………じゃなくてっ、相手っ!あい…て…は………。

「…あっ…あ……ふぁっ…」

耳ん中に舌を差し込まれ……それヤベェってー!

背筋をなにかが奔る感じが断続的に続き、意識を他に向けられない。

相手の顔は自分の耳の横に位置しており、当然視界には入ってこない。ああっもう…ダレなんだよおぉ。

耳から口を離し、今度は頸筋を伝いながら降りていく感触。

………え…っと…あのー、断言は出来ないけどさぁ……コレって男がやる手順っぽくね?

いや世の中には自ら積極的にイニシアチブをとる女性の皆さんももちろんいらっしゃることでしょうけどっ。

……でもなんとなくコレは………。

頸筋を強く吸われ、微かな痛みがはしる。…っテェ…アトつけやがったな。

同時にもともと開いた襟をさらに寛げようとした指が胸元に触れ、その感触で確信する。

男だコイツ!なんでだあぁぁっ!!ってかホントに誰エェェ??





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