小説おきば。

□皆で日本のゲームをしよう。【ポケモン編】〜1〜
1ページ/1ページ

皆で日本のゲームをしよう。【ポケモン編】〜1〜]









部活の始まる前、いつもは部屋の隅で漫画を描いている菊がめずらしく窓辺でゲームをしていた。
「ヴぇ〜、菊〜何してるの〜?」
「おやフェリシアーノ君、いつの間に来たんですか?」
「さっきだよ〜気付かなかった?」
そういうと菊はすいませんと一度謝り、ゲームの画面を見せてくれた。
「ヴぇ〜?ポケモン?」
「はい。最新作で昨日発売したばかりなんです」
そう言って菊はゲームの画面に目をもどした。
ゲームの中では主人公らしき人の後ろに何かついてきている。
気になってきこうとした時、いきなり声をかけられた。
「お前ら何してんだコノヤロー」
「あ、兄ちゃん」
「……あ、しまった、きずぐすりがない…

「……コイツ聞こえてないのか?」
話しかけてきたのはロヴィーノだった。
「何してんだ?」
「ポケモンの最新作だって〜後ろにくっついてくるんだよ〜かわいい〜♪」

(`・ο・(甘ー甘)=о=*)૭  〜じじいサンド中〜

「はっ!!いつの間にか両脇が楽園に!!」
「お前はトーニョか」
「ねぇ菊〜俺もこれほしいなぁ…兄ちゃんもほしいよね?」
「……ピカチュウ…可愛い…」
兄ちゃんがそういった瞬間菊を見たらビデオまわしてたよ。byフェリシアーノ
「貴方の方が可愛いです。ごちそうさまでした」
「菊てめえええええええええええええええええええええ!!!!!!!」
「にいちゃんおちついてええええええええええ!!!」

ピッ…[送信完了しました]

「きくううううううううううううううううう!!!!!」
「ヴぇ〜、ところで誰にメール送ったの?」
そうきいたとたんに部屋の後ろの方のドアが開いて一言…

「俺やで!!!」

「帰れ」



部屋に入ってきたのはアントーニョだった。あ、こいつも演劇部員。だからここに来るのは当然である

「ピカチュウよりも可愛いロヴィが送られてきたからすっ飛んできたで!!」
「ヴぇ〜…トーニョ兄ちゃん掃除サボり〜」
「帰れ、消えろ、堕ちろ」
「ロヴィひどっ!!?」

「あ、ところでなんでいきなりポケモンの話してたん?」
やっと話が元に戻ったところでフェリシアーノは話し始めた。
「あのね〜菊のところでポケモンの最新作が出たんだよ〜さっき見てたけど後ろからポケモンついてくるんだ〜♪それでかわいいね〜って話してたんだよ〜♪」
「よろしければソフトさしあげましょうか?」
そういって菊はかばんの中から二枚のソフトをとりだした。
「あれ?これ前に菊ちゃんとこで発売されてなかった?」
「ヴぇ?そうなの?」
「はい。昔に発売された金、銀のリメイクバージョンです。ピカバージョンの時に人気だった後ろに連れる機能をすべてのポケモンにつけました。だから自分の好きなポケモンを先頭にしておくだけでボールから出てきてついてきてくれるんです」
菊が見せてくれた画面にはピカチュウを連れて歩いている主人公の姿がある。
「変えられるん?」
「えぇ、まだあまり手持ちは多くないので種類は少ないですが………はい、先頭をチコリータにしてみましたよ」
「おわっ!なにこれかわええ!!なあなあ菊ちゃん、このゲーム俺にもくれへん?」
アントーニョは菊にキラキラした目をむけてぱたぱたと手を動かしている。
「えぇよろしいですよ。ただし貴方はメイド服着てください」
「えぇで!」

「「いいんだ……」」


こうしてアントーニョ、フェリシアーノ、ロヴィーノはポケモンを始めました。





 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ