BLUE SKY BLUE EYES
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第6話「すれ違う気持ち」
いつものように朝登校する。
今日は生憎の曇りだ。
雲は照りつける太陽を隠す。
『…はぁ』
自分の机に座るともうすでに黒子くんは来ていた。
『…おはよう』
昨日の事がありすこし躊躇った。
平常心、平常心…
「……おはようございます」
黒子君の視線が私を捉えず空を見上げている
あれ?なんかいつもと違うような…
『(なんだろう…避けられてる?)』
いやいやっそんなことない、はず
ふと昨日の状況が頭をよぎる。
私の手が汗ばんでたとか!?いや、そりゃ大洪水だったけど!
あ、唇ガサガサだったとか!?そういえば最近リップするの忘れてた!
そっけなかった!?
…なんだか思い当たる節がありすぎて…
『…』
それからは、ご察しの通り、
話しかけてもそっけない態度ばかり。
いや、私のことが好きかも、なんて自惚れたことは謝りますからぁ!神様!
もう、欲張らないから、
どうか、挨拶だけでも楽しく。