BLUE SKY BLUE EYES
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第9話「空色一色」
丁寧に折りたたまれたノートの切れ端のような紙を開く。
『…?』
それは空を滑って、私の元に届いた、
彼の気持ち。
“僕も好きです”
きっとそれは貴女には想像もつかないほど。
短く切られた彼の文字だけれど、
私の満たされていく心。
もう一度黒子くんを見る。
微笑んでくれた彼、私もつられて微笑む。
いままでの悲しさが吹き飛ぶくらいに、
嬉しかった。
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