BLUE SKY BLUE EYES

□09*
1ページ/1ページ


第9話「空色一色」



丁寧に折りたたまれたノートの切れ端のような紙を開く。

『…?』

それは空を滑って、私の元に届いた、


彼の気持ち。


“僕も好きです”
きっとそれは貴女には想像もつかないほど。


短く切られた彼の文字だけれど、
私の満たされていく心。

もう一度黒子くんを見る。

微笑んでくれた彼、私もつられて微笑む。

いままでの悲しさが吹き飛ぶくらいに、
嬉しかった。





[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ