TVXQ

□コーヒー
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今日の仕事は遅めのスタート。
それでも俺は、いつも通りの時間に起きてしまった。
弟たちはまだくぅくぅと寝ていた。
リビングに足を運ぶと、コーヒーのいい香りが漂ってきた。

「あ、おはよう、ユノ」
「おはよう、ジェジュン。早いな」

リビングに入ると、キッチンからジェジュンが顔をのぞかせた。
どうやら、朝食の準備に取り掛かっているようだ。

「そう?ユノだって早いじゃん。あ、もうちょっと待っててね。今手離せないから」
「あぁ、分かった」

ジェジュンの言葉に頷いて、俺はテーブルの上を片付けた。
ジュンスが出しっぱなしにしたんだろう、ゲームのソフトが転がっていた。
一通り片付けて、俺はソファに腰掛けた。

「ユーノ。終わったよ、はいコーヒー」
「ありがとう」

ほっと息をついていると、準備が終わったらしいジェジュンがコーヒーを持って俺の隣に座った。
毎朝、わざわざドリップしてくれるコーヒー。
その心遣いに、自然に笑みがこぼれる。

「ん?どうしたの?}
「んーん。幸せだなって」

隣でコーヒーを飲んでいたジェジュンが首を傾げるから、俺はジェジュンの肩を引き寄せた。

「ふふっ」

嬉しそうにジェジュンが笑う。
そういえば、こんなにゆっくりしたのは久しぶりかもしれない。
目を細めて、俺はジェジュンにそっと口付けた。



「んぎゃーーー」


「「・・・」」

二人で見つめあった時、いつものように弟の悲鳴が上がった。

「起きたみたいだね」
「そうだな」

二人して噴きだすと、ちゅっと軽くキスをして、コーヒーを飲み干すと、立ち上がった。
ジェジュンは朝食の盛り付けに。
俺は、騒いでいるだろう弟たちのところへ。
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