TVXQ
□かき氷
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早朝からの仕事でふらふら帰ってきた正午過ぎ・・・。
小一時間ほどの仮眠を取った後。
異様にテンションの高いジェジュンヒョンが、鼻歌を歌いながら僕をリビングに連行した。
「ちょっとユチョン!僕の食べないでよォ!」
「いーじゃんいーじゃん!」
何やらギャーギャー言ってるが・・・。
「あ、チャンミン起きたのぉ?」
「何食べてるんですか?」
ジュンスヒョンがスプーンをくわえた間抜け面で振り返った。
僕はまだなのに、と不満げに言うと、ジェジュンヒョンが笑って僕を座らせた。
「不機嫌にならないでって」
そう言って、手渡してくれたのは、大きなかき氷。
「・・・どうしたんですか、これ」
目を丸くして、そう言った僕に、ジュンスヒョンの横でのんびり食べてたユチョンヒョンが答えた。
「ん〜?スタッフさんが、暑いからどうぞだって」
「へぇ〜」
言って、僕は目の前にずらりと並んだシロップの中から、迷わずメロンを取り上げた。
たっぷりかけて一口口に運んで、その甘い味に自然と頬が緩んだ。
「幸せそうだな〜」
それまで、黙々と目の前で食べていたユノヒョンに言われ、慌てて顔を引き締めた。