魏に現れし戦神
□第二章:外史の幕開け
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その日、この国ではいつもの朝が訪れた。
街の人たちは、今日と言う日が良き日である事を願い、ある者は農作業に出かけ、ある者は商売をするために店を開けた。
空は青く、心地よい風が吹いていた。
誰もが清々しい空気をその肺に満たそうとした時、
グォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!
大陸中に獣の咆哮がが響きわたった。
?「・・・・・・・びっくりしたぁ。今の鳴き声って何かな?」
?「わかりません。虎、というわけではなさそうですが・・・・」
?「でも、周りに動物なんていないのだ」
?「う〜〜〜ん・・・・・何だったんだろう?」
?「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
?「今の雄たけびはいったい・・・・・・・・・?」
?「・・・・?策殿、どうなされた?」
?「・・・・・・・何だかわからないけど、どこかで何か面白い事が起こったのかも」
?「またあなたの勘?」
?「うん。でも・・・・・・・・・この勘は多分当たる。そして、おそらくそれは、私たちの強大な壁になるかもしれない」
この日、大陸に住むすべての人々にこの咆哮が聞こえた。
そして・・・・・・・・・・・・・・・
?「今の鳴き声、何だったんでしょうね?」
?「さぁな。なんせこんな時代だ。おかしな事があっても不思議じゃねぇな」
?「はぁ・・・・・・・・。ん?どうした、デク」
?「アニキ、あそこに人が倒れてるんだな」
?「なに?」
ザッザッザッ・・・・・・・・・
?「ほう、こいつは珍しいな。服が光ってやがる」
?「こいつを高く売れば、しばらく楽が出来ますぜ!!」
?「そうだな!よし、こいつの服を脱がすぞ!殺すんじゃねぇぞ。血が付いちまったら意味がねぇからな」
?「へい!」
?「わかったんだな」