晴れのち他夢

□『もしも』が叶ったら〜第三回 夢主人公座談会編〜
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漣「突然だが、管理人は今『成り変わり夢』にハマってる」


零「・・・・・突然過ぎない?」


漣「ん〜、だってコレが『初夢』の話に繋がるから先に言っといた方がいいかな〜、っとな」


玲瓏「・・・それ、で? 『なりかわりゆめ』とやらが何だ?」


漣「某日某晩。羊が一匹〜、羊が二匹〜、の要領で『漣が一人〜、零が二人〜、玲瓏が三人〜』とネタ収集のために考えながら眠りについたんだよな。管理人は」


二人「「・・・・・・・・・・・・・・・・ちょっと待て」」


漣「『漣が成り変わり〜、零が成り変わり〜、玲瓏が成り変わり〜』・・・・っと、考えている内に自然と三人が成り変わるという現在進行形で行われている連載夢を根本から覆すような話が夢の中に広がったという・・・」


二人「「どこまで短絡的なの(んだ)、あの管理人は」」


漣「今に始まったことじゃないよな〜」


零「・・・・・・・・・・・・・・・・・それで? 私たちはどういう形で成り変わった?」


漣「ええ〜っと、オレが『ハーマイオニー・グレンジャー』に成り代わって、零が『藤原彰子』に成り代わって、玲瓏が『紅秀麗』に成り変わった?」


二人「「全員原作ヒロインに成り変わったのかよ・・・・っ!!!」」





※簡略説明※
成り変わり夢・・・・本来原作に存在する登場人物に成り代わって生まれ落ち、物語に関わる夢小説。





玲瓏「わ、私が秀麗の立場にいるだと・・・っ!!? 邵可とどのように生活を共にしろと言うんだっ!!? 叔父上はあの唯我独尊我儘大魔王 紅黎深だというのに・・・・・っ!!!?」


漣「管理人のメモによると『生まれつき病弱とはかけ離れた肉体と類稀なる頭脳を持った紅玲瓏は、親に紅邵可を持ったことで更なる人脈を獲得し、幼い頃から互いの能力を高め合う気の置けない親友だった家人と――叔父であり史上最悪の魔人 紅黎深と手を組んで最強のクソジジイと戦うために男装して政治に殴り込みをかける』・・・という最強伝説が確立されるぞ・・・?」


零「昌浩の恋人役なんて想像つかないしっ!!! 十二単着て生活すんのっ!!? ただヘンな生き物見えるからって化け物に狙われるってどうなのさ・・・・・っ!!!?」


漣「管理人のメモによると『大貴族の姫でありながら父親や周りの世話係の目を盗んでは屋敷を抜け出していた藤原零子は、己の類稀なる鬼見の能力から当代随一の陰陽師 安倍晴明から密やかに呪術を教わり、彼の孫であり強い絆を結んだ幼馴染である安倍昌浩と都にやってくる凶悪なる化け物を十二単を翻しながらリンチの刑に処す』・・・という歴史改革が行われるぞ・・・?」


玲瓏「・・・・・・・・・・・・・・・・・そういう漣とて、管理人のメモによると『歯医者の娘として生まれ育ち、弱冠10歳の天才歯科としてその世界に名を広めていたレン・グレンジャーだが、魔法の力が覚醒してしまったがために医学界から惜しまれつつも魔法学校に入学。混血児と嘲笑う人間を影から叩きのめし、友人の腹黒眼鏡ハリー・ポッターとヘタレ赤髪ロン・ウィーズリーと共に歯医者を嫌がる巨大虫歯持ちの闇の大魔王を追い詰める』・・・という史上最悪喜劇が幕を上げているぞ・・・?」


漣「・・・・・・・・・・・・・・・」









三人「「「あのバ管理人はロクな夢見てない(よなー・よっ!!・な)」」」








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