04/11の日記

23:47
ブラックバーンR-マンチェスターU
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ブラックバーンR-マンチェスターU
バークレイズ イングリッシュ プレミアリーグ第34節(EWOOD PARK)

マンチェスター・ユナイテッド
1 エドウィン・ファン・デル・サール
2 ギャリー・ネヴィル
5 リオ・ファーディナンド
22 ジョン・オシェイ
(79分→3 パトリス・エヴラ)
15 ネマニャ・ヴィディッチ
11 ライアン・ギグス
(67分→13 パク・チソン)
18 ポール・スコールズ
17 ナニ
25 ルイス・アントニオ・ヴァレンシア
9 ディミタール・ベルバトフ
27 フレデリコ・マケダ
(58分→28 ダロン・ギブソン)

ブラックバーン・ローバーズ
1 ポール・ロビンソン
4 クリストファー・サンバ
(33分→6 ライアン・ネルソン)
28 ジョーンズ
27 ミチェル・サルガド
5 ガエル・ジヴェ
28 フィル・ジョーンズ
7 ブレット・エマートン
(HT→8 デヴィッド・ダン)
11 ヴィンス・グレッラ
12 モアテン・ガムスト・ペデルセン
15 スティーヴン・ヌゾンジ
21 マルティン・オルソン
(71分→18 エル・ハッジ・ディウフ)
22 ニコラ・カリニッチ



連覇に向けてこれ以上負けられないユナイテッドは、バイエルン戦からの変更点として右サイドバックにネヴィル、中盤にスコールズとギグスの経験豊富なプレーヤーを配置。また、戦線離脱中のルーニーにかわってベルバトフとマケーダの2トップで臨む。
序盤から積極的に攻めて優位に立ったブラックバーンにビッグ・サムも余裕の表情。それもそのはず。かつて在籍した"白いチーム"でもお馴染みのミチェル・サルガドが気持ちの入ったプレーを披露して彼のサイドは安泰だっし、攻撃にも厚みがでていたのだ。ナニへのチャージで警告を受けたものの「行くところはいく」彼の正確な判断は見事だった。
一方ユナイテッドはポゼッションを高めていくがなかなか最後のところで上手くいかない。連携と判断がイマイチ(特にマケーダ)だったうえに、ロビンソンが好セーブをしたためだ。ちなみに、ユナイテッドの不調の原因は@DFの崩壊A過密日程Bルーニーへの依存(E.N.Gより)とのこと。

後半に入り両監督が動いた。サム・アラダイスは中盤を落ち着かせる為ダンを、サー・アレックスはギグスに変えてギブソン、冴えないマケーダに変えてパクを投入。そのご流れはユナイテッドへ傾き、攻めるユナイテッドvs速攻ブラックバーンの構図へ。中でも、パクが積極的にボールに絡み、徐々に良いリズムを呼び込んだ。何故その選手を使うのか、監督の意図が見えてとても面白い駆け引きである。
75分からはブラックバーンがキープして時間を使う作戦に出た為か、疲れが出始めた為か、はたまた勝ち急いだためか?ユナイテッドには焦りが見え始めた。その後ユナイテッドは攻め立てるもDFをこじ開けることができず、痛恨のスコアレス・ドロー。歓声とため息が交錯する中、終了のホイッスルが鳴った。

点は入らなかったがお互いの意図が見え、立場に応じた試合展開は素晴らしかった。ブラックバーンは失点が多いチーム状況の中、強豪相手に0点に守りきったブラックバーンは来期が楽しみなチームの一つである(ちなみにサムは良いFWが欲しいらしい)。
この試合は采配のほかに、ベテランが奮起した点が一つのポイントになった。身を振り乱して率先して走り回ったサルガド、ペナルティーエリア中央にまで攻め入ってチームにメッセージを送り続けたネヴィルである。若手が台頭し、注目される中、ベテランの経験や姿勢が改めて貴重だと思わされるゲームであった。
時節はマンチェスター・ダービー。難敵を相手に、こんどこそ勝ち点3を得ることができるか?

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00:26
マンチェスターU-バイエルンM
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マンチェスターU 3-2 バイエルンM

出場選手
●マンチェスター・ユナイテッド
1 エドウィン・ファン・デル・サール
5 リオ・ファーディナンド(C)
3 パトリス・エヴラ
15 ネマニャ・ヴィディッチ
21 ラファエル
16 マイケル・キャリック
(9 ディミタル・ベルバトフ後半35分)
24 ダレン・フレッチャー
28 ダロン・ギブソン
(11 ライアン・ギグス後半36分)
10 ウェイン・ルーニー
(22 ジョン・オシェイ後半10分)
17 ナニ
25 ルイス・アントニオ・バレンシア

●バイエルン・ミュンヘン
22 ハンス・ヨルク・ブット
5 ダニエル・ファン・バイテン
6 マルティン・デミチェリス
21 フィリップ・ラーム
28 ホルガー・バットステューバー
7 フランク・リベリ
10 アルイェン・ロッベン
(8 ハミト・アルティントップ後半31分)
17 マルク・ファン・ボメル(C)
31 バスティアン・シュヴァインシュタイガー
11 イビツァ・オリッチ
(23 ダニエル・プラニッチ後半40分)
25 トマス・ミュラー
(33 マリオ・ゴメス後半0分)

得点
マ)ダロン・ギブソン(前半3分)
マ)ナニ(前半7分)
マ)ナニ(前半41分)
バ)イビツァ・オリッチ(前半43分)
バ)アリエン・ロッベン(後半29分

 ユナイテッドは1stレグに続いてまたしても自ら足を止めてしまった。前半早々にすばらしい形から2点を取るまでは完璧な試合運びだった。しかし3点目をとった瞬間にその緊張感は消え、かつてのファイナリストの面影はそこにはなかった。
 ユナイテッドにはマイナスの要素が多すぎた。負傷が癒えていないルーニーの出場、怪我明けのオシェイ、リオ&ヴィディッチの昨シーズンまでの安定感はどこへやら?、ラファエルの若さが出てしまった退場劇、中盤で精彩を欠いたキャリックの軽率なプレー……ほぼ完璧なバイエルンに対してあまりに不完全なチーム状態だった。さらに、追い撃ちをかけたのが最近の癖とも言うべきか、ユナイテッドは自ら試合をダメにする傾向にある。3点目を入れた瞬間に余裕が生まれ、逆にチームがふわっとした状態になった。今期のユナイテッドには余裕は禁物なのである。その直後にオリッチのゴール。今思い返せばここが勝負を決めた瞬間であったかもしれない。
こうなればバイエルンは後半45分を丸々使って"たった1点"をとれば良いだけである。ルーニーは事前に決めていたのだろうかオシェイと交代し、遂に驚異はナニ1人となった。さらにラファエルが2度目の警告で退場と、ユナイテッドは追い込まれていった。バイエルンはピッチ全体を使い10人のチームをゆっくりと揺さぶり、ついにはロッベンが鮮やかなボレーをネットに突き刺した。
 バイエルンはファンボメルを中心にバランスを保ち、ロッベン・リベリーの両翼が上手く機能した。また、ファン・ハールのミュラー→ゴメスの采配も勢いを保てた理由だった。敵地とはいえ相手をリスペクトしすぎることなく試合を進め、流れを引き寄せたバイエルンが次のラウンドへと駒を進めた。

結果、バイエルン・ミュンヘンはオールド・トラッフォードでは"負けなかった"のだ。

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