04/14の日記

02:34
シャルケ04-バイエルン・ミュンヘン
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シャルケ04-バイエルン・ミュンヘン
ブンデスリーガ第29節
ヴェルティンス・アレナ


シャルケ04(当時1位/勝点58)
1 マヌエル・ノイアー
2 ハイコ・ヴェスターマン(C)
4 ベネディクト・ヘヴェデス
(84分→12 ペール・クルゲ)
5 マルセロ・ホセ・ボルドン
9 エドゥ
10 イヴァン・ラキティッチ
12 ペール・クルゲ
(58分→7 ハオ・ジュミン)
17 ジェファーソン・ファルファン
18 ラフィーニャ
22 ケビン・クラニィ
32 ジョエル・マティプ
(42分→11 アレクサンドル・バウムヨハン)

バイエルン・ミュンヘン(当時2位/勝点56)
5 ダニエル・ヴァンブイテン
(22分→6 マルティン・デミチェリス)
7 フランク・リベリ
(67分→23 ダニエル・プラニッチ)
8 ハミト・アルティントップ
11 イヴィチャ・オリッチ
(69分→33 マリオ・ゴメス)
17 マルク・ファンボメル(C)
21 フィリップ・ラーム
22 ハンス・ヨルク・ブット
25 トマス・ミュラー
26 ディエゴ・コンテント
28 ホルガー・バドシュトゥーバー
32 バスティアン・シュバインシュタイガー

得点
(バ)25分 フランク・リベリ
(バ)26分 イヴィチャ・オリッチ
(シ)31分 ケビン・クラニィ


 かつてはバイエルンをリーグ優勝・カップ戦連覇に導き、昨季ヴォルフスブルクをクラブ至上初の王者に導いた古風監督・マガト率いるシャルケ、対するは高度な戦術論と頑固すぎる性格を持ち、バルサ監督時代の采配では今のスタイルの礎を築いたと言っても過言ではない程の過去を持つファンハール率いるバイエルンの一戦。両チームの今後を占う重要な首位攻防戦であった。

 足を痛めたロッベンに変わってアルティントップがスタメン出場したこの試合、バイエルンペースでの立ち上がりで進んだ。バイエルンはリベリ・オリッチの突破やファンボメルの飛び出し、バドシュトゥーバーのなど多彩な攻撃パターンでシャルケのゴールマウスに襲いかかった。22分にはファルファンとの接触でヴァンブイテンが負傷交代をするアクシデントがあったが、その3分後にはリベリがコーナーキックのこぼれ玉を見逃さず、シュートをゴール左隅に突き刺した。流れを引き寄せたバイエルンはその1分後にも追加点。アルティントップが相手DFのミスからボールを奪い、オリッチの見事な飛び出しからフリーのミュラーがきっちりとネットに流し込んだ。

 引き気味に試合を進めたシャルケはファルファンを軸とした速攻(ややカウンター気味)で応戦した。そして31分、ラフィーニャの正確なクロスを長身クラニィがゴールに結びつけ、バイエルンに1点差と迫った。クラニィはこのゴールで今シーズン18点目をマーク(この時点で得点ランクトップを走る)。

 ちなみに前半はキツめのチャージをしたボルドンと副審を(軽く)どついたアルティントップ、エドゥを倒したデミチェリスに警告が出た。なお、アルティントップはラフィーニャへのファウルで2度目の警告を受け、40分でピッチを後にしている(また、ボルドンも試合終了直後、ミュラーを後ろから倒し2度目の警告で退場した)。

 後半は11人のシャルケがエドゥ・クラニィを中心に攻勢を仕掛ける。元気が出たシャルケとは対照的に、バイエルンのDFはマークを外してしまう等"本来の姿"を見せ、落ち着かない時間帯が続いた。70分あたりからはバイエルンが守りの体勢に入り始めた。「守り」とはいっても、そこは試合巧者・バイエルン。ファールを受けたり、巧くボールを保持して有効に時間を使った。また、機をみては前線のゴメスにボールを預けて一気に攻め込むというメリハリのついた試合展開はさすがといったところだ。

 チャンピオンズリーグ・マンU戦もそうだが、優位に立ったときのバイエルンは世界的に見ても優れた試合運びを披露する。一人ひとりが今やるべきこと、もしくは今自分がチームのためにやれることを理解し、そのワンプレー・ワンプレーがメッセージとなってチームに一体感を与えているように感じた。しかしこんなに褒めちぎってから言うのも何だが、ブンデスリーガで今1番良い試合をしているのはヴぇルダー・ブレーメンである。まだまだバイエルンには世界で戦うには足りないものが多すぎる。それをリーグ戦で探し、完成させることが出来なければFCハリウッドのままで終わってしまうだろう。

 とりあえず、
 バイエルン 首 位 奪 還!

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