04/25の日記

21:45
バイエルン・ミュンヘン−オリンピック・リヨン
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バイエルン・ミュンヘン−オリンピック・リヨン
チャンピオンズリーグ 準決勝1stレグ
会場:アリアンツ・アレナ

バイエルン
22 ハンス・ヨルク・ブット
5 ダニエル・ヴァンブイテン
6 マルティン・デミチェリス
7 フランク・リベリ
10 アリエン・ロッベン
(40分→8 ハミト・アルティントップ)
11 イヴィチャ・オリッチ
(45分→44 アナトリ・ティモシュチュク)
21 フィリップ・ラーム(C)
23 ダニエル・プラニッチ
(63分→33 マリオ・ゴメス)
25 トマス・ミュラー
26 ディエゴ・コンテント
31 セバスティアン・シュバインシュタイガー


リヨン
1 ウーゴ・ロリス
3 クリス
6 キム・シェルストレム
8 ミラレム・ピャニッチ
(55分→17 ジャン・マクン)
9 リサンドロ・ロペス
10 エデルソン
(70分→7 ミシェル・フェルナンデス・バストス)
13 アンソニー・レベイエール
19 セサル・デルガド
(79分→14 シドニー・ゴヴ)
20 アリ・シソコ
28 ジェレミ・トゥララン
41 マクシム・ゴナロン


得点
(バ)69分 アリエン・ロッベン


 リーグ戦では7点を取って大勝している勢いを疲労のたまっているリヨンにどれだけぶつけることが出来ただろうか?対して7人の選手が警告を受けている状態のリヨンは失点を最小限にとどめ、帰って万全の状態でバイエルンを迎え撃つというのがCLのプランになるだろう。そしてバストスではなくエデルソンを起用した意図とは?
 ちなみにファンボメル夫婦とウィリー・サニョルがスタンド観戦していた。


 序盤のバイエルンはリベリ・コンテント・プラニッチの3人を中心に左サイドからチャンスを作った。試合前はバイエルンのウィークポイントかと思われた左サイドバックは攻守にわたって的確な判断をした。ここで特筆すべきはリベリの能力である。彼はドリブルばかりがフィーチャーされがちだが、周りを生かすプレーや周りに生かされるプレーも巧い選手なのである。バイエルンのロッベン・リベリは「両翼」で一まとめにされるが、実は左右で攻め方はまるでスタイルに違いがあり、手早く攻めたいときにはリベリのサイドをコンビネーションプレーで崩していくのである。

 リベリが退場になるが一発退場は厳しい判断だと思ったファンもいるだろう。私もその一人であるが、リプレイを見るとなるほどしっかりと足を踏んでしまっていた。どうやら踏んだ箇所が決定的だったかもしれないし、なにより主審は近くで見ていたのだから正しいジャッジだったといえるだろう(個人的には80%レッドカードだと感じたシーンであった)。また、トゥラランの2回の警告は妥当だったといえる。欠員が多いリヨンにとっては痛いプレーである(シェルストレムも累積で次回は出場停止になった)。

 バイエルンは攻撃のメッセージとして途中からゴメスを起用したが、今のバイエルンでゴメスが生きるかというとそれは違う。リベリ・ロッベンを揃えた両サイドは切り込んでからのシュートが最大の武器なのである。したがって、高さ・強さを武器とするゴメスを上手く使うにはクロスを上げなければならないのだ。今はオリッチとミュラーが好調を維持しているが、またゴメスがスタメンで出ることになた場合はサイドバックの攻撃参加が今以上に求められるだろう(オリッチとミュラーの調子がいいだけで決してゴメスが調子悪いわけではない)。

 バイエルンは1−0で勝利したが、限りなく引き分けに近い勝利であった。リヨンはアウェーゴールこそ奪えなかったが、失点を最小限にとどめ、しかも時節はリベリがいないバイエルンとホームで戦えるのだから十分にプランを練り直せば決勝も夢ではない。ロッベンを下げるというファンハールの「1点を守った」采配は後にどう影響してくるのだろうか??

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