07/17の日記

21:21
鹿島アントラーズ-川崎フロンターレ
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Jリーグ ディヴィジョン1 第13節
鹿島アントラーズ-川崎フロンターレ
(県立カシマサッカースタジアム)

鹿島
21 曽ヶ端 準
7 新井場 徹
3 岩政 大樹
14 イ・ジョンス
5 ジウトン
(→72分17 佐々木 竜太)
6 中田 浩二
40 小笠原 満男(C)
8 野沢 拓也
11 フェリペ・ガブリエル
(→62分 25 遠藤 康)
(→82分 青木 剛)
9 大迫 勇也
18 マルキーニョス

川崎
21 相澤 貴志
2 伊藤 宏樹
(→80分 23 登里 享平)
4 井川 祐輔
17 菊地 光将
8 小宮山 尊信
20 稲本 潤一(41'YC×2→RC)
14 中村 憲剛(C)
6 田坂 祐介
11 ヴィトール・ジュニオール
(→75分 16 楠神 順平)
34 レナチーニョ
(→86分 29 谷口 博之)
7 黒津 勝


得点
21分 フェリペ・ガブリエル(鹿)
39分 黒津 勝(川)
79分 イ・ジョンス(鹿)


 W杯の後に見ても全く遜色ない試合内容であった。どちらのチームも状況によって戦術を合わせることができる為、柔軟な試合展開となった。また、失点や退場者などに慌てず冷静に対処した両指揮官もとてもレベルの高いものだった。

 川崎はジウトンの裏を徹底的に狙いつつ、基本的には折り返して中で勝負という展開を狙った。特にカウンターでこの型がハマったかのようにも見えたが、あと一歩の場面で鹿島に遮られた。とはいえ十分脅威に値し、川崎が11人立った場合を考えると結果は変わっていたかもしれない。

 また、川島の後を継いだ相澤は序盤こそ判断を誤った場面があったが、その後は好セーブを連発して川崎の失点を最小限に留めた。川崎は破れたが決して悪くなかったし、トップに食い込むだけのチーム力を持っている。攻撃のバリエーションは十分である為、ラストのプレーをもっと慎重に行えばあとは決めるだけだろうし大量得点も常に狙えるチームであると感じた。

 鹿島はいつも通りのやり方で入り、試合に応じて指揮官が"メッセージ"を送る展開となった。その"メッセージ"が最もハッキリと表れたのが遠藤の交代だろう。遠藤投入で攻撃命令を出し、遠藤に替えて青木を入れることで「絶対に守りきる」ことを表現した。もちろんオリヴェイラの口頭での指示もあっただろうが、交代は11人(さらにはスタンドにまでも)に対しての意思表示でもあった。

 特筆すべき点はこの試合も交代選手が機能したというところだろう。佐々木をMFで使ってDFの注意を引き付けさせ、遠藤にはとにかくシュート打つことを指示したと思われる。これだけ攻撃的な選手を投入できるということは守備陣、特に小笠原・中田への信頼感がなければ実現しない布陣であった。

 鹿島はジウトンとイ・ジョンスの関係が完璧ではなく、今後の試合でもココが狙われる事が予想される。これが伊野波とジウトンになった場合も考えると、なるべく早く完成度を高める必要があるだろう。それに加えて鹿島は夏のスピードダウンが恒例となっているため、不安要素は少なくない。オリヴェイラやメディカルはこれからが腕の見せ所になりそうだ。

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