08/02の日記

22:54
鹿島アントラーズ-ヴィッセル神戸
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Jリーグ ディヴィジョン1 第16節
鹿島アントラーズ-ヴィッセル神戸
(県立カシマサッカースタジアム)


アントラーズ
21 曽ヶ端 準
7 新井場 徹
3 岩政 大樹
19 伊野波 雅彦
5 ジウトン
6 中田 浩二
40 小笠原 満男
(→88分 15 青木 剛)
8 野沢 拓也
11 フェリペ・ガブリエル
(→67分 10 本山 雅志)
9 大迫 勇也
18 マルキーニョス
(→83分 13 興梠 慎三)

ヴィッセル
1 榎本 達也
23 近藤 岳登
4 北本 久仁衛
5 河本 裕之
8 松岡 亮輔
6 エジミウソン
24 三原 雅俊
10 ボッティ
(→76分 9 我那覇 和樹)
11 ポポ
(→70分 31 小川 慶治朗)
27 都倉 賢
(→HT 7 朴 康造)
21 茂木 弘人


得点
8分 野沢 拓也(鹿)
32分 野沢 拓也(鹿)
74分 マルキーニョス(鹿)


 一言で言えば鹿島の完勝だろう。試合を通して"ほぼ"ゲームを支配し、中盤の選手はイキイキとプレーしているように感じた。神戸は大久保を欠く厳しい試合であったが、チャンスを決めきれない場面が印象に残る試合となった。

 先ほども書いたように神戸は鹿島に完封負けを喫してしまったが、その一言で片付けるのは無理があった。と言うのも、この試合は曽ヶ端が冴えていたため、神戸は好機を何度も逃していたからである。巧く鹿島の穴をついてキーパーと1対1に持ち込んだところまでは完璧であった。

 また、神戸は3枚の交代カードを使ったが、そのうちの朴の交代がとても効果的であった。もともと神戸の戦略がジウトンの裏を徹底的に狙うというものだったのだが、朴の投入でその戦術をより理想の形にすることができたところは、その後の展開を面白くした要素の一つとなった。


 一方鹿島は主力が抜けている中、よく安定を保っている。特にイ・ジョンスが抜けて間もない試合であったが、伊野波がそれ以上のパフォーマンスを披露してチームに安心感をもたらした。何より伊野波の方が気の利いたデイフェンスをすることが出来る点は、鹿島の右サイド攻撃を支えていると言っても過言ではない。

 マルキーニョスやフェリペの献身的な守備、中田・小笠原の視野の広さも健在でチームは抜群の完成度であった。大迫の攻撃意識の高さも褒めておきたい。

 不安要素があるとすればマルキーニョスのところだろう。彼は鹿島の最大の武器であるが、実は歯車が狂う原因の一つでもある。得点を狙いすぎるあまり、長すぎるキープによるボールのロストが目立つようになってきている。また、カッとする場面も多く不要なファールも少なくない。

 これはW杯でも確認できたことだが、優秀なドリブラーは抑えることができても優秀なアタッカーは抑えにくいのである。「アタッカー」というと広い意味になってしまうが、要するに一瞬消えることができるFWのことである。得点のみを追い求めるマルキーニョスを活かせるのは小笠原か?興梠か?それともオリヴェイラか?鹿島の生命線の一つになるだろう。

 鹿島は次は清水との対戦となる。得点が多いが失点も多いこの難敵を退けることができるだろうか?

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