03/03の日記

04:18
上海申花−鹿島アントラーズ
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ACLチャンピオンズリーグ
上海申花−鹿島アントラーズ
主審:アルガムディ(サウジアラビア)

上海申花
23 ワン・ダレイ
5 ダイ・リン
18 ジャン・ジャジュン
20 ウー・シー
31 デーカ
6 ユー・タオ
7 フェン・レンリャン
10 ジャン・クン
(→後30分 28 ツァオ・ユンディン)
21 カストロ
8 リアスコス
9 サルメロン
(→後32分 16 ウェン・フイ)

鹿島アントラーズ
21 曽ヶ端準
3 岩政大樹
5 アレックス
6 中田浩二
7 新井場徹
8 野沢拓也
11 フェリペ・ガブリエル
14 増田誓志
(→後33分 16 本田拓也)
15 青木剛
13 興梠慎三
(→後43分 9 大迫勇也)
30 田代有三
(→後36分 18 カルロン)



 受身になりがちな海外チームとの試合。中国のチームと対戦する際は負けないこと、そしてなにより怪我をしないことが最重要である(これはガンバ・セレッソ、そして名古屋も同様である)。

 まず力で言えば鹿島が勝っていたのは見ていた誰もが感じたことだと思う。しかし、勝ちきれなかったのも鹿島が原因であった。

 今までマルキーニョスが担っていた前線でボールの受けてとなる仕事をする選手が少なく、サイドからの攻撃を余儀なくされたと言うのが正しい試合の捉え方だろう。Jでも屈指のサイドに展開する運びは◎。しかし、逆にそれしか無かった。また、攻撃の緩急が無いためどのタイミングで勝負に出るのかが不透明だった。

 小笠原が怪我で欠場であったが、増田が広い視野でゲームにアクセントをつけた。以前より積極性が向上していて今後に期待◎の選手。しかしセントラルな位置に入るには守備面、特にフィルターとしての役割については小笠原から学ぶ部分が多かった。

 対して上海は全体的にプレーの正確さに欠けた印象。この「全体的」というのが致命的である。この試合では鹿島と引き分けたが、これから決勝ラウンドに進んでいくチームにはふさわしくないというのが上海の感想(=全否定ではなく、改善の余地ありと言う意味で)。試合運びに関しては劣勢のチームらしく、前線の"エア・ファイター"にボールを集める、いわば王道パターンであったのは正しい戦略の選択だ。

 守備に関しては基本的な約束事が決まっていないように見えた。特にジャン・ジャジュン(#18)のプレスが甘く、縦を切るのかサイドに追い込むのか等が極めて中途半端だった。
 
 そしてやはりこの試合で書かなければならないのが「ラフプレーについて」だろう。欧州で手癖が悪い選手(ズラタンやヴィディッチなど)は隠れたところで悪質なプレーをするものだが、中国の選手は格闘技の如くそれをやってのけた。また、遅延行為も非常にしつこかった印象がある。

 

 あまり後味の良い試合ではなかったが、こういう試合があるのがACLと割り切れば引き分けは悪い結果ではない。本来は悪質なプレーをするチーム・サポーターを国際舞台から排除すべきであるが…今現在改善される兆候は見られないのが非常に残念である。



○最後に…
 審判のファウルの基準が曖昧であった。特にカードの基準は皆無に等しく、大舞台のレフェリングをするに値する審判ではない、と個人的には感じた。こういった審判はカテゴリーを落として二度と重要なコンペテションに参加できないようにすべきだ。副審に関しても同じである。特に岩政が受けたラフプレー(後4)は審判が誰一人として認識していなかったのは信じられないミスだ。

 そういった意味も含めて、今後の対戦の参考にする為に(私管理人の主観による)以下のデータ(や感想)をとってみた。
<カードが出た若しくはカードに値するプレー数>
●アレックス
→黄に値するプレー×1
●青木剛
→黄1※実際に受けた
●本田拓也
→黄1※実際に受けた
●ダイ・リン
→悪質1・赤に値1
●ジャン・ジャジュン
→黄1※実際に受けた
●デーカ
→悪質1
●ユー・タオ
→悪質1
●リアスコス
→黄に値1
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●鹿島
→ファウルせざるを得ない状況に陥ってしまったのが多かった

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