08/12の日記

01:18
日本代表 - 韓国代表
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日本代表 - 韓国代表
キリンチャレンジカップ/札幌ドーム

<日本代表>

川島永嗣
内田篤人
吉田麻也
今野泰幸
駒野友一
長谷部誠
遠藤保仁
岡崎慎司
本田圭佑
香川真司
李忠成

交代
前35分 清武弘嗣(岡崎)
後10分 槙野智章(駒野)
後21分 阿部勇樹(長谷部)
後28分 家長昭博(遠藤)
後40分 細貝萌(香川)


<韓国代表>

チェン・ソンリョン
チャ・ドゥリ
イ・ジョンス
イ・ジェソン
キム・ヨングォン
キ・ソンヨン
イ・ヨンレ
ク・ジャチョル
キム・ジョンウ
イ・グノ
パク・チュヨン

交代
前25分 パク・ウォンジェ(キム・ヨングォン)
前37分 パク・チュホ(パク・ウォンジェ)
後7分 キム・シンウク(イ・ヨンレ)
後7分 キム・ポギョン(イ・グノ)
後13分 ユン・ビッカラム(パク・チュヨン)
後39分 ナム・テヒ(キム・ジョンウ)


<得点>
前35分 香川
後8分 本田圭
後10分 香川




 この試合で改めて実感したのは「海外組の力」の大きさだろう。特に香川・本田・内田は常にゴールを意識したプレーでチームを牽引した。中盤の底からは長谷部がタイミング良く前線に顔を出し、また、ディフェンス時にはフィルター役として効果的なポジショニングをとっていた。

 すべてのメディアが褒め称える素晴らしい試合だったことに異論はない。しかし、この試合から読み取れる日本代表のウィークポイントも明確になった事にお気づきだろうか?

 例えば、オシム監督就任後に顕著に見られるようになった細かいパス回し。確かに、最高峰のクラブ・バルセロナを彷彿とさせる戦術であり、ファンも観ていて面白い展開の一つとなっている。しかし、自陣のペナルティーアーク付近でそれをやる必要性はあるだろうか?事実、この試合でも日本代表は危険なエリアで細かくパスを回し、韓国代表にボールを奪われるシーンが幾度となくあった。これはアントラーズがよくやる「ダメパターン」のひとつでもある。

 原因は一つ。今の日本代表には一発でサイドチェンジができる選手がいない。この場合の「できる」「できない」というのは能力的な意味ではなく、それだけの視野を持っていないという意味である。具体的にいえば遠藤がその役割にあたるが、どうも細かいパスしか頭にないようだった。遠藤が高評価を得ているようだが、個人的にはもっと広い視野を持ち、不要なリスクを排除すると共に、サイドチェンジで有能なサイドアタッカーを活かせる選手を起用して欲しいと感じた。

 そしてもう一つ、勝っているときの集中の切れやすさである。残り20分のプレーは攻めの姿勢を保とうとしてはいたものの、あやふやな雰囲気が立ち込めていた。サッカーは人間がやる以上、心理的なものから来る試合の「流れ」がある。3点差とは言え、流れを失えば試合を引っくり返される事もありうるのだ。そこはゲームキャプテンが率先して試合を締める、そういう行為が望まれる。


 とはいえ、やはり韓国相手にこれだけの試合ができるようになったのは日本サッカーの大きな自信になる。この良い流れに乗って、今後の"本番"に向けてどう改善されるか期待したい。もちろん、世界を相手にエキサイティングな試合を展開できる日本代表になっていくことを確信している。

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