頂き物・捧げ物・記念

□捧げ物
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「リンク、助けてくれ!」
困り果てた俺、マリオは、リンクの部屋に飛び込んだ。
「うわぁ!び、びっくりした……。どうしたの?」
当然リンクは驚いていた。が、お人好しのあいつは真摯に対応してくれた。それじゃ、さっさと本題に入らせてもらおう。
「ピーチがすごく怒っているんだ。」
「え?何でまた…。」
「それが分からないから聞いてるんだよ。」
「オレに聞かれても…。うーん……。」
リンクは考えこんだ。が、思い当たることはないらしい。しばらく考えていたが、やがて首を振った。そして、とんでもない提案をしてきた。
「とりあえず、聞き込みでもしてみる?」
「え、は?タンマタンマ!!そんなことしたら余計怒るって!!」
焦った俺は、あわてて待ったをかけた。
「え、何で?」
リンクは呆けた顔をしている。
「理由も分からないなんて知れたら、普通怒るだろ!!」
なんか、人選ミスした気がしてきた…。
「そんなこと言ったって…オレ、分からないよ?」
それからしばらく二人で考えてみたが、結局何も思いつかず、聞き込みをしてみることになった。


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