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□【くノたま潜入記録】 任務その2…『愛シ君ヘ捧ゲル物語』
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【潜入先:『愛シ君ヘ捧ゲル物語』
 管理人:斑鳩様=病人A先生
 主ジャンル:傍観夢小説(天女&補正あり・複数ヒロイン)】


【時刻:P.M 23:00】

(『愛シ君ヘ捧ゲル物語』サイト内・忍術学園くの一教室の外壁の上に三つの影が現われる。)

カリン
「…っと、ここに菓子折りをこっそり置いていけば任務完了なんだよね?」

アイカ
「…うん、今回は潜入先が女子寮だから、忍たまじゃなくあたし達が任務に当たる事になったんだけど…」

アヤメ
「へぇ…くの一教室も、他所様のサイトではちょっと違った雰囲気だね」

アイカ
「…二人とも、油断しちゃ駄目だよ。
 あちこちに危険な罠が仕掛けられているみたい…っ!…ほら…」

(アイカの指差す先…注意深く観察すると、月明かりに照らされた地面に微妙に色味が違う箇所が幾つかある。)

アヤメ
「あ、アレってもしかして…えっとぉ…ほら!
 ウッカリ踏むと爆発する罠!」

アイカ
「うん…多分その『埋火』だと思う」

カリン
「うわぁ…本格的な侵入者撃退用の罠だ。
 でも、何でそんな危険な罠が仕掛けてあるんだろう?
 何かあったのかなぁ?」

アイカ
「う〜ん…ここのサイトのくノたまさん達は、いろいろと大変らしいから…」

アヤメ
「いろいろと大変って?」

アイカ
「く、詳しく話しちゃうとネタバレになっちゃうから駄目なの!」(苦笑)

【物語の核心部分に関わる詳しいネタバレは厳禁!】

アイカ
「と、とにかく、行くよ!」

カリン
「OK!」

アヤメ
「うん!」

(『愛シ君ヘ捧ゲル物語』のくノ一教室に潜入する三人。
 デンジャラスなトラップゾーンを用心深く進む…と―)

アイカ
〈!?
 待って!…何か居る〉(矢羽音)

アヤメ
〈?
 何かって…え!!〉(矢羽音)

カリン
〈っ!!
 アレ!!〉(矢羽音)

…グルゥゥゥ…
……フゥゥ…

【『光牙』が現われた!】

【『影牙』が現われた!】

アヤメ
〈!!!!
 と、虎!?本物の虎!!〉

アイカ
〈っ!!落ち着いて!
 背中を見せちゃ駄目!〉

カリン
〈すご〜い!!
 本物!本物の虎だ!!〉

【アヤメは怯えている!】

【アイカは様子を窺っている!】

【カリンは喜んでいる!】

アヤメ
〈うぅ…な、何で虎が居るの…ここは日本だよぉ〉(←半泣き)

アイカ
〈ここのくノたま六年生の朽葉さんは虎を飼っているんだって…侵入者対策の為に庭に放しているんだと思う…〉

カリン
〈あたし、初めて生で虎を見ちゃった!〉

アイカ
〈カリン!喜んでいる場合じゃないってば!
 虎は危険な猛獣なんだよ…それに…〉

アヤメ
〈そ、それに…?〉

アイカ
〈虎は…虎は『絶滅危惧種』なのよ!!
 特に最大種のアムールトラ(シベリアトラ)は推定生息数が約500頭!
 絶滅の危機に瀕している種なのよ!!
 それなのに…高級酒の材料になるとか、綺麗な毛皮目当てに密猟が絶えない!!
 皆さん!虎を狩らないで下さい!!」

アヤメ
〈アイカアイカ、声が出てる…途中から肉声になってる…〉

カリン
〈それじゃあ『戦う』は禁止?〉

アイカ
〈ダメ!絶対にダメ!!〉

カリン
〈でも…あの二頭をなんとかしないと、菓子折りを届けられないよ〉

アイカ
〈……大丈夫…戦わずにここを切り抜ける方法はあるから〉

【アイカは『眠り生肉』を設置した!】

アヤメ
〈そっか、眠らせちゃえばいいんだ〉

アイカ
〈そういう事〉

(離れて様子を窺う三人。)



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