サイト交流企画

□【刀の下に心を置く者】『ポンツク』の潮江文次郎さん
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【刀の下に心を置く者…それ即ち忍びなり!】

サイト『ポンツク』(管理人パンタ様)の作品世界『いしゃたま!』の忍たまさん達からボイスレターをいただきました。


【…………

「おい、いったい何がはじ」

「刀の下に!」

「心を……置く……」

「それ即ち忍なり!!!」

「何が始まってんだこれえっもがっ!?」 (ガタガタバタバタと何かを争うような音が続く)

「うむ、これで静かになったな……先程は聞き苦しい声をお聞かせして申し訳ありません。
 私は『いしゃたま!』にて活躍する六年い組の立花仙蔵です」(以下:仙)

「……同じく……『いしゃたま!』六年ろ組……中在家長次と申します」(以下:長)

「私は『いしゃたま!』六年ろ組の七松小平太でっす!!
 すごいな!これ!ほんとにこれで声が届けられるのか!?」(以下:こへ)

「むーむぐぐ!もぐぐぐぐぉ!!」(……?)


「無闇に触るでないぞ小平太。
 ああ、忘れておった。ほら、文次郎。挨拶しろ」 (べりっと何かを剥がす音、恐らくガムテープ的なもの)

「お前ら!なんなんだ!!いきなり連れてきて!?何が起きてんだ!?」


「……文次郎は、混乱している」

こへ
「なはは!じゃあ私が代わりに紹介しよう!
 この煩いのは『いしゃたま!』六年い組、潮江文次郎だ!!」


「喜べ文次郎。今回はお前が主役だ」

「え!?は?なに……?」(混乱している潮江文次郎。以下:文)


「ん?聞いておらんかったか?」


「な、何がだ」

こへ
「仙ちゃん、言ってなかったのか?」


「私が長次が伝えているものとばかり」


「小平太が……言っていると……思っていたが」 (約二十秒程、沈黙が続く)


「まあ、うちでは良くある話だ」

こへ
「前も文次郎は仲間外れだったもんな!」


「おい、こら。おい、お前ら」


「……これは、文次郎の苦労と活躍ぶりを……分かって頂く企画」


「そういうことだ。
 この後我々は本編の出番も控えているゆえ、さっさと次に進むぞ」 (誰かの、恐らくは潮江の深々とした溜め息が聞こえる)

…………】


A仙蔵
「閲覧者の皆様、こんばんは。
 『被害報告』の立花仙蔵です」

A小平太
「こんばんは!
 同じく『被害報告』の七松小平太です!」

A長次
「……こんばんは…中在家長次です…。
 …そして…」

A文次郎
「どおも…不本意ながら、当サイトの筆頭苦労人の潮江文次郎です」

A仙蔵
「文次郎、いきなり殺意の波動を放つな。
 今更己の境遇を呪った所でどうしようもないだろう」

A文次郎
「チッ…解ってる」

A小平太
「えっと、今回はサイト『ポンツク』の『いしゃたま!』っていう忍たま世界の『私達』からボイスレターを貰ったんだよな」

A長次
「…………」(こくん)

A仙蔵
「この度、当サイトのサイト交流企画の一つ、【刀の下に心を置く者…それ即ち忍びなり!】に御参加、御協力いただき、真にありがとうございます。
 管理人に代わりまして、お礼を申し上げます」

A小平太
「ありがとな!
 何か、ボイスレターを録るのも大変そうだったみたいだけど」

A長次
「……『いしゃたま!』の『文次郎』は何も聞いてい無かった様だ…」

A仙蔵
「ふむ…察するに強制的に連行されてきた様だな」

A文次郎
「『潮江文次郎』にはよくある事だ」

A仙蔵
「……何故私を見る」

A小平太
「こっちの仙蔵も、よく文次郎を無理やりコメント紹介の場に連れ出したりしてるもんな」

A長次
「…………」(こくん)

A仙蔵
「…………」(汗)

A文次郎
「それでは、続きを拝聴したいと思います」


【…………


「先ず、『いしゃたま!』は校医助手の夢主が学園へとやって来る所から物語が始まるのだが、」

こへ
「文次郎の最初の態度が滅茶苦茶悪いっ!!」


「……悪印象」


「おい、俺の苦労を話すんじゃなかったのか」


「話しているではないか。
 此れには諸々の理由があり、端的に言えば文次郎は傷心状態であったのだ」


「……だが……それは夢主である彼女も、初見の読者も……知る由は無い」

こへ
「もんじ感じ悪い!とだけ思われるという嫌われ役だったんだよなぁ」


「っ!事実俺は感じが悪かったが間違った事は言わなかったつもりだ!」


「そう、間違ってはいないが、タイミングは最悪だった。
 結果、傷心の文次郎は夢主に言い負かされ、私には『見苦しい』とまで言われてしまう」

こへ
「傷口に塩を塗ったな!」


「……モソ」

…………】


A仙蔵
「……と、言う事だが…」

A文次郎
「ま、『潮江文次郎』にはよくある事だな」

三人
『!?』

A小平太
「文次郎、今回はペルソナ出さないのか!?」

A仙蔵
「他所様のサイトの事とはいえ、『自分』を悪役にする表現には怒りを露わにすると思ったのだが…」

A長次
「…その様な事態になった時の為、私と小平太が呼ばれた…」(←ストッパー)

A文次郎
「あのな、キャラ改悪も天女補正も結局は『物語を動かすために必要な事』であって、そんな風に『原作キャラを好き勝手に動かす』のはどこの夢小説…いや、二次創作全体がやっている事だろ…って、そういう話はこれまでにも散々してきただろうが。
 問題なのはキャラに取らせた行動について物語の主役である夢主や作者が責任を持たない…つまり『この展開は原作キャラが悪いのであって、自分(と夢主)は絶対に悪くない』と逃げる事だ。
 パンタさんはご自身の作品に責任を持っているから、『いしゃたま!』の『潮江文次郎』の不遇ぶりを交流ネタとして提供できる…上で語られた事が『いしゃたま!』を構成するうえで必要な事であったと認められているのだと思う」

三人
『…………』

A文次郎
「ここでの『ヒメ被害』だって同じだ。
 真っ先に俺が『汚れ役』として酷い目に遭わされたが、それも物語を動かすうえで必要な事だ。
 仮に俺がヒメにタゲられなかったとしたら、別の忍たまにその『汚れ役』が押し付けられる事になる」

三人
『!!』

A文次郎
「正直に言えば『何で俺がこんな汚れ役をやんなきゃなんねぇんだ』と、理不尽な扱いに怒りを覚える。
 だが、俺じゃなく別の…仲間がこんな汚れ役にされるのを黙って見てろと言われるのはもっと我慢ならん。
 それなら俺がヒメアリー被害に遭った方がマシだ…これでも忍耐力は強い方だと自負している。
 …はぁ…だから、俺が筆頭苦労人になるのも仕方がねぇんだろうがな…」

三人
『………』

A文次郎
「…って、何だよ?」

A小平太
「文次郎!
 改めて言うぞ!
 お前は本当に良い奴だ!」

A長次
「…立派だ…お前の友人である事を誇りに思う…」

A仙蔵
「パンタ様もここの管理人も、『潮江文次郎』の忍耐力や精神面の強さを評価しているからこそ、嫌な役目を任せるのだろう。
 軟弱な者であれば周りの為に自ら泥にまみれ、理不尽に虐げられても尚そこから自力で這い上がる事などできはしない」

A文次郎
「煽てても予算は上乗せしねぇぞ」

A仙蔵
「チッ…」

A小平太
「あ、やっぱりか」

A長次
「…残念…」



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