サイト交流企画

□【刀の下に心を置く者】 『かんてん』の潮江文次郎さん
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(ビデオレターの続きより)

【・・・・・

三木ヱ門
「という訳で今回は、潮江先輩の過去について紹介しようと思う」 

下級生ズ
「はい?」 

三木ヱ門
「今の先輩は『原作』をベースにしているから新鮮味も何もない。
 だが五年生までの先輩の過去は、所謂ねつ造設定だ。
 そっちの方を紹介した方が面白いと思わないか?」

・・・・・】

A団蔵・左吉
『潮江先輩の過去!?』

A文次郎
「『幼馴染な俺等』独自の設定か…同じキャラとしては気になるな」

A団蔵
「潮江先輩の過去って、どんなだったんですか!?」

A文次郎
「だから俺に聞くなっての!」

A左吉
「団蔵、静かに!
 続きが聞こえないだろ」


【・・・・・ 

左門
「面白いと思いますが、田村先輩!」 

三木ヱ門
「なんだ、神崎」 

左門
「僕たちは紹介出来る程潮江先輩の過去を知りません!」 

左吉
「神崎先輩の言うとおりです。
 特に僕と団蔵は今の先輩しか知りません」 

団蔵
「それこそ六年生の先輩にお願いした方が……」 

三木ヱ門
「フッ……、お前たち、これを見てもそれを言えるか?」←徐にどこからかノートの束を取りだす 

左吉
「それは?」 

三木ヱ門
「潮江先輩の幼馴染である方が書き綴った、『文ちゃん成長記録集』(本人非公認)だ!」 

下級生ズ
「『文ちゃん成長記録集』?」 

・・・・・】


A団蔵・左吉
『文ちゃん成長記録集!?』

A文次郎
「…………」

A団蔵
「し、潮江先輩!
 『文ちゃん』って何ですか!?」(滝汗)

A左吉
「ま、まさか…潮江先輩の事ですか?
 『文ちゃん』って呼ばれてるんですか?」(滝汗)

A文次郎
「俺に聞くなっての!
 あと、その呼び名は『幼馴染な俺等』独自のもので、俺は幼少期から一度たりとも『ちゃん付け』で呼ばれた事なんかねぇよ!」

A団蔵
「そ、そうですよね!
 いくらなんでも潮江先輩を『ちゃん付け』で呼ぶ様な強者はいませんよね」

A左吉
「いや…その強者が『かんてん』にはいらっしゃるって事だろ?」

A団蔵
「…………」

A文次郎
「あのな。
 それは幼馴染という特別な関係、兄弟のように幼少期から顔を合わせていた間柄だから起こり得る事なんだよ。
 仲が良けりゃ友達同士『ちゃん付け』で名前を呼び合う事もあるだろ?」

A団蔵
「うっ…それは確かにあります。
 きり丸や庄左エ門は、友達からたまに『ちゃん付け』で呼ばれていたりしますし…。
 でも…」

A左吉
「正直…潮江先輩のイメージには全く似合わないと思うのですが…」

A文次郎
「………………。
 それは…そう呼ぶ相手側の個性に寄る。
 愛想・愛嬌がある親しみやすいキャラなら仲間を『ちゃん付け』で呼ぶのもアリだろう。
 具体的に言えば、電王のウラタロスやリュウタロスのような…」

【潮江先輩、必死のフォロー!】

A団蔵
「あぁ!確かにウラタロスは強面キャラのキンタロスの事も『キンちゃん』って呼んでいました。
 それならアリだと思います」

A左吉
「なるほど、『幼馴染な俺等』にいらっしゃる潮江先輩の幼馴染さんはウラタロスやリュウタロスの様な方なんですね」

A文次郎
「………ま、まぁ、当たらずとも遠からず…な」(汗)

(*違います。『幼馴染な俺等』の夢主さんはウラタロスやリュウタロスとは全然キャラが違います。)

A文次郎
「と、とにかく、続きだ」


【・・・・・

三木ヱ門
「潮江先輩の幼馴染である方が書き綴った、『文ちゃん成長記録集』(本人非公認)だ!」 

下級生ズ
「『文ちゃん成長記録集』?」 

三木ヱ門
「潮江先輩の日々を観察して日記にされたものらしい」 

左門
「おお! つまりそれを読めば!」 

団蔵
「今までの潮江先輩を知れるってことですね!」 

左吉
「(でも観察日記って、ある意味ストーカー行為じゃ……)」 

三木ヱ門
「今からこれを皆で分担して読もうと思う」 

団蔵
「俺一年生の時の読みたい!」 

左門
「僕は二年生の!」 

三木ヱ門
「こらお前ら勝手に取るな!
 僕だって一二年生の頃のを読みたいんだからな!」 

左吉
「(これ読んだら、潮江先輩怒る気がする……嫌だなあ……)」

≪暫くの間お待ちください≫

・・・・・】


A団蔵
「おぉ!いよいよ別サイトの潮江先輩の過去が明らかに!
 きっと、バトル漫画キャラみたいに想像を絶する鍛錬をしてあんなに強くなったんだ!」

A文次郎
「…………」(←他所様においての『潮江文次郎』の設定は同じキャラとして気になるが、伸一郎氏がまとめた『文ちゃん成長記録集』には何か嫌な予感を感じている。)

A左吉
「うん、潮江先輩がどうやって強くなったのかは僕も気になる。
 でも…ビデオレターで『幼馴染な俺等』の『僕』が心配してるみたいに、これをここで公開しちゃってもいいのかな…そもそも、この『観察日記』ってストーカー行為に当たるんじゃ…」

A団蔵
「ストーカーじゃないだろ。
 『幼馴染な俺等』の潮江先輩の幼馴染さんはイマジンなんだから、潮江先輩の行動を詳しく知ってるのは当たり前じゃないか」

A文次郎
「こらこらこら、勝手に他所様の夢主をイマジンにするな」

(*『幼馴染な俺等』の夢主さんはイマジンではありません。)



【・・・・・

団蔵
「先輩権限で田村先輩が一二年生、神崎先輩が三年生、俺が四年生で左吉が五年生の時のを読みました。
 先輩ずるい、俺も読みたかったのに!」 

左吉
「(五年生のだったら、潮江先輩まだ怒らないよな……?)」 

左門
「ほげー、潮江先輩三年生の頃から夜間鍛錬始めたみたいだぞ。
 この頃からすでに隈があったらしい!」 

一年生コンビ
「(流石潮江先輩、その頃からすでにギンギンしてたのか)」 

左門
「それと、女装の評価で赤点を取って、それに怒った当時の委員長に休日ずっと女装の練習をさせられていたみたいぞ!」 

団蔵
「へえ。
 でも確かに潮江先輩の女装って酷そうです」 

左吉
「団蔵は見たことあるか?」 

団蔵
「ない!」 

左吉
「僕もない。
 神崎先輩は?」 

左門
「あるぞ! 
 どこにでもいる普通の女の子だった!」 

一年生コンビ
「えぇええ!?」 

団蔵
「あの先輩が!?
 一生消えなさそうな隈を飼っているあの潮江先輩が!?」 

左吉
「どこからどう見ても男なあの潮江先輩が!?」 

一年生コンビ
「普通の女の子お!?」 

左門
「うむ、僕もぜんっぜん分からなかった!
 普通すぎて気にも留めなかった! 」

一年生コンビ
「(神崎先輩の『普通』ってどんなのだろう……)」 

左門
「あとは、立花先輩や鉢屋先輩に悪戯されたり先輩や後輩の面倒を見たり食満先輩と喧嘩したり怪我を隠しては善法寺先輩に怒られていたみたいだ!」 

左吉
「(今とほとんど変わってない……)」 

・・・・・】


A団蔵・左吉
『………潮江先輩が…女の子…』

A文次郎
「俺じゃねぇ!
 俺を見て顔を青くするな!
 そもそも、『女装』は美女に化ければいいってもんでもねぇんだぞ。
 『幼馴染な俺等』の左門がいうように『普通すぎて気にも留めなかった!』と思われるのが重要だ。
 見た目のレベル云々ではなく『どこにでもいそうなただの女』のフリができればいいんだよ」

A左吉
「な、なるほど…」

A団蔵
「確かに、山田せ…いや伝子さんも、見た目がどうこうと言うより女性になりきっている演技がすごいんだと思います。
 何というか…『実は男でしょう』とつっこめない気迫のようなものがあるから…」

A文次郎
「女になりきればいいってモノでもねぇらしいがな。
 伊作の奴は見た目だけなら俺よりもずっとマシだが、演技で『男』だとバレバレだ」

A左吉
「な…なるほど…」

A団蔵
「女装って難しいんですね」

A文次郎
「あぁ、年齢が上がるにしたがって厳しくなる。
 お前らも覚悟しておけよ。
 俺も女装の授業だけは補習・特訓・再試験の連続だった」

A団蔵・左吉
『…覚悟しておきます』



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