サイト交流企画

□【忍たま潜入記録】 任務その3…『かんてん』
2ページ/11ページ



三郎
「…と、まぁ、アレコレ考えてても仕方がないし、とりあえずもうちょっと(こちらのサイトの)学園に近づいてみようか」

八左ヱ門
「お前ら、砥石の予備は持ってるか?
 食料が足りない様だったらオレが肉焼くぞ」

勘右衛門
「八左ヱ門、モンハン世界じゃないんだから」 


 などと言いつつ、前進することしばし…一行は大きな池のある空き地に出た。


八左ヱ門
「あれ?
 こんな所に池なんかあったか?」

勘右衛門
「俺達のいた世界ではなかったけど、ここにはあるな。
 サイトによって学園のあり方もいろいろ違うんじゃないか」

三郎
「だな。
 『かんてん』の世界ではここに池がある必要性があるんだろ」

八左ヱ門
「ふ〜ん、ここで水練の授業をするのか。
 それとも魚でも飼ってる―!?」

三郎・勘右衛門
『!?』


 鋭い気配と共に、池の水面が波立つ。
 そして― 

 ざばぁぁぁぁっ!!!


【ギャラドスが現れた!】


三人
『本当にモンスター出た!?』

三郎
「おいおいマジかよ。
 ギャラドスって、確か凶悪ポケモンとか呼ばれてる滅茶苦茶強いヤツだろ。
 マジでレイア級のモンスターだぞ」

勘右衛門
「ど、どうする?
 とりあえずペイント玉ぶつけて―」

八左ヱ門
「何言ってんだ!
 狩猟は禁止!絶対禁止!!」

三郎・勘右衛門
『は、八左ヱ門?』(汗)

八左ヱ門
「いいか!
 モンハンもポケモンも架空のモンスターを主役としたゲームだが、その趣旨とするところは全く違う!
 モンハンは狩猟を通してモンスターと人との共存関係を表している。
 逆にポケモンはモンスターを育成する事で人との共存関係を表している。
 それぞれにモンスターと共存するためのルールがあるんだよ。
 それは絶対に守らなきゃならない!!」

勘右衛門
「え…えっと…」

三郎
「…つまりだ。
 ポケモンのモンスターであるギャラドスを攻撃してはならないと?」

八左ヱ門
「当然だ!
 ポケモンは人のパートナーとなって共存するモンスターなんだからな」

勘右衛門
「あ…それに、今思い出したんだけどこのギャラドス、こっちの『潮江先輩』の手持ちのポケモンじゃなかったかな」

三郎
「そう言えば…こちらではポケモンパロもやっていらっしゃるという話だった」

八左ヱ門
「そうだろ。
 ここにいるって事は、このギャラドスにはパートナーがいるって事だ」

三郎
「う〜ん、それは手出しは出来ないな。
 まぁ、ギャラドス君を刺激しないようにこっそり通り抜ければ何も問題は―」


【ギャラドスは威嚇している!】


三郎
「…何か既に敵として認識されちゃってるような…」

勘右衛門
「こっちも突然の事でつい殺気立っちゃったからなぁ」

八左ヱ門
「そうでなくても、こいつにはオレ達が余所者だって解るんだろうぜ。
 主を守るためにもオレ達を通さないつもりだろう」

三郎
「あはははは…僕達怪しい者じゃないんですよ♪」

八左ヱ門
「三郎が言っても説得力ないぞ」

勘右衛門
「まいったな。
 任務達成のためにはここを通して貰わなきゃならないのに……!
 そうだ!
 ポケモン世界では『狩猟』は絶対禁止だけど『モンスターバトル』は許される。
 それでいこう」

三郎
「なるほど!
 こっちもポケモンを呼び出してギャラドスと戦わせるんだな。
 でもって、その隙に通り抜けると」

勘右衛門
「そう言う事♪」

三郎・勘右衛門
『…………』(じ〜っと、期待を込めた視線を向ける二人)

八左ヱ門
「な…何だよ?」

勘右衛門
「八左ヱ門、君に任せた!」

三郎
「生物委員会委員長代理だもんな♪
 ポケモンの一匹や二匹、連れて歩いてるよな?」

八左ヱ門
「……悪いがオレはポケモンは持ってないから」

勘右衛門
「何だって!?」

三郎
「生物委員会委員長代理なのに!?」

八左ヱ門
「生物委員だからってポケモンを持ってると決めつけるなよ。
 確かに忍たまジャンルではポケモンパロも結構見かけるけど、それはその世界の創造主がポケモンにハマっているから成り立つんだろ。
 こっちの管理人もポケモンはやってたらしいが、それよりも圧倒的にモンハンのプレイ時間の方が長いぞ」

勘右衛門
「…そうだった」

三郎
「モンハンのアイテムや武器なら直ぐに支給されるのにな…って言うか、交流先のサイトでポケモンが熱いって知ってるなら、こっちにもポケモン用意してくれりゃいいのに。
 幻のレアポケモンとは言わないから、せめてフシギダネとかチコリータとかキモリとかナエトルとかツタージャとかハリマロンとか」

勘右衛門
「全部『草』系のポケモンだな」

八左ヱ門
「『水』系のポケモンに有利だからな。
 それでも、あそこまで育てられたギャラドスに太刀打ちできるとは思えないけど」



次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ