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□【忍たま潜入記録】 任務その3…『かんてん』
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勘右衛門
「何にしろ、今すぐにポケモンを連れてくる事は不可能だ。
 別の手を考えないと」

三郎
「なぁ、ポケモンじゃなくてもいいから何かないのか?八左ヱ門」

八左ヱ門
「だから何でオレに言うんだよ。
 他にって言われても……あ、『魚油汁』なら持ってる」

*『魚油汁』…有名RPG『FINAL FANTASY』において獣使いがペット(モンスター)を呼び出すためのアイテム。消耗品。

三郎
「それでいこう!」

勘右衛門
「八左ヱ門、早速それでペットモンスターを呼び出してくれ」

八左ヱ門
「あ…あぁ、解った。
 来てくれ!キャリー!」


【八左ヱ門は『魚油汁』を使った!】

【『運び屋のキャリー』が現れた!】


三郎
「って、また蟹かよ!?」

*過去のコメント紹介のネタでも、八左ヱ門はこの蟹モンスターを呼び出しています。

八左ヱ門
「あのな、もう一度言うがこのキャリーはFF界では人気のペットなんだぞ。
 ポケモンで言ったらマリルくらい人気だ」(*根拠はありません)

勘右衛門
「俺はマリルの方が可愛いと思うけど」

八左ヱ門
「ペットの可愛さは外見だけじゃ決まらない!
 それに、こいつなら『潮江先輩』のギャラドスとの相性もいいはずだ」

勘右衛門
「う〜ん、八左ヱ門がそう言うなら…」

三郎
「バトルさせてみるか」

八左ヱ門
「よし、行け!キャリー!!
 君に決めた!!」

シャカシャカシャカ!(←ギャラドスに向かっていく蟹)


ギャラドスVSキャリー

ラウンド1 Fight!!


【キャリーのシザーガード!→キャリーの防御力が上がった!】

【ギャラドスのたきのぼり!→キャリーにちょっと痛いダメージ!】


三郎
「おぉ!
 あのギャラドスの攻撃に耐えきった!
 なかなかやるじゃないか蟹!」

八左ヱ門
「見ての通り、キャリーの防御力はピカイチだ。
 ただし…」


【キャリーのビッグシザー!→ギャラドスにちょっと痛いダメージ!】


三郎
「あらら…」

八左ヱ門
「攻撃力においてはな…元より鋼の鱗に覆われているギャラドスには通じないか。
 魔法攻撃にしても相手が水属性モンスターじゃ効果が薄いし。
 主人である『潮江先輩』が現れたら確実に『シザーガード』や『メタルボディ』を封じる指示を出すだろう。
 そうなったらキャリーに勝機は無い。
 その前に何とか決定打になる攻撃を―」

三郎
「八左ヱ門八左ヱ門、お前マジになってるぞ」

勘右衛門
「って、別に勝負に勝たなくてもいいんだよ。
 少しの間ギャラドスの気を惹いてくれれば十分だ」

八左ヱ門
「あ…と、そうだった。
 キャリー、そのまま防御重視の戦法でギャラドスと戦っててくれ!」

三郎
「その隙に、我々は先に進ませていただくと」


 激しいバトルを繰り広げる二匹の横をコソコソと通り抜けようとする三人。
 と―


八左ヱ門
「!?
 二匹の動きが止まった」

三郎
「何?」

勘右衛門
「え…まだ勝負はついてないよな?」


 何事かと見守る三人の前で、ガチ!とそれぞれのヒレとハサミを打ち付け合う二匹。


勘右衛門
「…え、えっと…」

三郎
「な…何がどうなったんだ?」

八左ヱ門
「どうやら戦いの中で友情が芽生えたみたいだ。
 うん、同じ水棲モンスター同士だから相性がいいだろうなぁと思ったんだよ」

勘右衛門
「そっちの『相性』か!?」

三郎
「戦いの中で友情が芽生えるってジャ○プ漫画かよ!?」


 事態は振出しに戻った。



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