サイト交流企画

□【刀の下に心を置く者】『ポンツク』の潮江文次郎さん
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【…………


「然し、まあ、そんな文次郎も夢主と和解する機会に恵まれるのだが、」 (ごそごそと、衣擦れの音)


「おっ、おい!?なにしやがる」


「騒ぐな。
 お前をひんむいた所で何もない、傷口を確かめるだけだ」 (潮江が然して抵抗できていない所によると、どうやら縛られているらしい)


「映像の方が良かったかも知れないな。
 まだ縫合の後が残っている」

こへ
「六年合同実習で文次郎が撃たれた時の奴だな!」


「ああ、脇腹を軽く抉る程度で弾は貫通したから大事には至らなかったが、彼女(夢主)を小平太が連れて来なければどうなっていた事やら」


「……そんな、血生臭い展開を経て、漸く、和解できた」

こへ
「あの時の文次郎は格好良かったぞ!
 『忍道とは生きる事』って私も真似したい!」


「お、おう……ん?
 いや、小平太あの時お前まだ部屋にはいなかったろ」

…………】


A小平太
「お!
 『いしゃたま!』の『文次郎』は夢主さんと仲直りできたんだな。
 良かったな」

A仙蔵
「ふむ、この流れも作者であるパンタ様がきちんと『潮江文次郎』というキャラクターの事を考え、その役割や個性を真摯に書かれている事の表れであろう。
 先程こちらの文次郎が言った様に、キャラ改悪に責任を持たない作者の物語ならこのような展開は描けない」

A長次
「…血生臭くとも、そこで訴えられている内容が『キャラリスペクト』であるなら、ファンは嫌悪感は抱かないだろう…」

A文次郎
「そうだな…」

A小平太
「ん?
 文次郎、さっきよりも難しい顔をしてるぞ。
 何か気になる事でもあるのか?」

A仙蔵
「他所様のサイトでの事とはいえ、『潮江文次郎』のキャラクター考察がされた上でしっかりとした意思や説得力のある言動が描かれる事は、お前にとっても喜ばしい事では無いか」

A長次
「…………。(こくん)
 …リスペクトされている…」

A文次郎
「あぁ、俺としても【和解できた】という展開にはほっとした。
 二次創作の影響力ってのは、場合によっては公式よりも強い事がある。
 パンタさんが書かれる様な『ファンによる考察からのリスペクト作品』が広まれば、落乱・忍たまの二次創作全体が良い雰囲気で盛り上がると思うし、俺自身もそうなる事を望んでいる」

A小平太
「うん、【忍道とは生きる事】と言えるカッコいい『文次郎』のイメージが『ポンツク』から広がると思うぞ」

A文次郎
「…そうなんだが……」

A長次
「……だが…?」

A文次郎
「…『いしゃたま!』の『俺』には申し訳ないが…ここの管理人が、その『いしゃたま!』を拝見した時にな…例の【和解】に安心するも、後に控える大事件エピソードに全部持ってかれて、『プロ忍カリスマ力パネェ!!』という感想のみが強烈に残った…という事だ」

三人
『…あぁ』

A文次郎
「ネタバレになるから詳しくは語れんが、某プロ忍者のキャラ設定と考察の凄さにオリジナルキャラを交えたスリリングなシリアス展開…管理人曰く『季節の野菜の煮付け(文次郎さん良かったね)に喜んでいたら、豪華な刺身の船盛りがドーン!と出てきた感じ』…だそうだ」

A仙蔵
「…なるほど…『潮江文次郎』よりも、その『某プロ忍』のカリスマ力の方が広まっている訳か」

(先日、改めてそのエピソードを拝見したのですが…やっぱり!オードブルやらスープやらの後に『本日のメインディッシュです』とか言って雑渡さんが厚切りビーフステーキを持って現れるんですよ!!)

A小平太
「いや、いくらプロ忍が大活躍のストーリーでも、『いしゃたま!』の『文次郎』の活躍は他にもあるだろう?
 続きを聞いてみよう」


【…………


「然し、回復したその直ぐに夢主とそう子ちゃんに足を踏まれて喜ぶ変態ぶりを見せつけ」


「くらあっ!!誤解を招くような表現すんじゃねえ!!」

こへ
「でも実際、俺の足を踏めって頼み込んでたじゃないか」


「頼み込んでねえわ!あいつに護身術を教えてやってるというにあんまりに嘗めた攻撃しかしねえから」


「『良い踏みだ』と足を押さえながら……良い笑顔で言っていた」


「お前その時いなかったろ長次ぃ!
 てめえらそこになおれえっ!!」

こへ
「あっ!縄脱けした!!」 (再び激しく争う音が続く)

…………】


A小平太
「…文次郎、マゾ何とかなのか?」

A文次郎
「んな訳あるか!」

A仙蔵
「そうだな。
 こちらの文次郎はどちらかといえばSだ」

A文次郎
「なっ!!?」

A小平太・長次
『!?』

A仙蔵
「『いしゃたま!』の『文次郎』は女性から【足を踏まれて喜ぶ】ようだが、こちらの文次郎は女性を容赦なく蹴る男だからな」(『被害報告』八話参照)

A文次郎
「あ…あれはやむを得ずだ!
 それに、俺だってちゃんと手加減はした!」

A仙蔵
「しかし、蹴ったのは事実だ」

A文次郎
「うっ……」(汗)

A仙蔵
「お前にS要因が見られるのはそこだけでは無いぞ。
 本編でも『コメント紹介』でのネタでも、戸隠カスミなるくノたまに対して威圧的でワザと怖がらせるような言動を見せている。
 実際に相手を泣かせる事も、しばしばあったようだな」

A文次郎
「そ…それも不可抗力と言うか…お、俺だけに原因がある訳じゃ…」(汗々)

A小平太
「文次郎。
 お前は『愛情表現』のつもりかもしれないけれど、そういうのはやっぱり倫理的によく無いと思うぞ」

A長次
「…DV、ダメ絶対…」

A文次郎
「ち、違うっ!!
 『愛情表現』でも『DV』でもねぇ!!!
 俺はノーマルだ!!」



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