サイト交流企画

□【刀の下に心を置く者】『ポンツク』の潮江文次郎さん
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【…………


「さて、そろそろ時間だな。
 まあ、なんだかんだで『いしゃたま!』の文次郎は苦労しながらも楽しく学園生活を送っているぞ」

こへ
「少し周りからの扱いが雑なだけだ!」


「……愛はある…………文次郎、最後に一言」


「え?
 あ……あー……なんだか良く分からんが……そうだな。
 苦労というものは、己の成長への糧だと俺は思っている。
 此れからも何事にも屈せず立ち向かう所存だ」


「まさに『刀の下に心を置く』だな。
 穿って聞けばマゾヒズムに陥りそうな危うさを感じるが」


「どんな聞き方をしたらそうなるんだ……」


「そちらの文次郎もどうか頑張って頂きたい。
 では、」


「また、何処かで……」


「じゃあなーっ!!!」 (プツンとテープの切れる音)

…………】


A文次郎
「…………」

A小平太
「やっぱり【マゾヒズムに陥りそう】と言われてるぞ」

A仙蔵
「うむ、最後のコメントだけなら『前向きな努力家』と見えるのだが、それまでに挙げられた内容を考えると、どうしてもM要素がチラついてしまうな」

A文次郎
「お〜ま〜え〜ら〜な〜っ!!」

A長次
「…しかし、夢小説においては『Mな文次郎』が求められているように思う…」

A文次郎
「は?」

A長次
「…本来、MやSという表現は『変態的性的嗜好』を表していた…。
 …しかし、近年は『恋愛事における積極性』や『異性に対する態度』をも鑑みてMやSという表現が使われるケースもある…」

A仙蔵
「あぁ、極論だが『S=肉食系・M=草食系』と捉えられる人もいるな」

A小平太
「そうか、仙蔵がいろんな夢小説で『S蔵』とか言われてるのも、『恋愛事への積極性』を表しているんだな。
 本当に変態的なS要素を持ってたら、夢主や閲覧者からも嫌われて夢小説にならない」

A長次
「…………。(こくん)
 …そう考えると、『Mな文次郎』とは閲覧者から見てマイナス評価では無いのかもしれない…」

A文次郎
「……え…?」

A仙蔵
「そうだな。
 『いしゃたま!』の夢主殿が『文次郎』に対してハッキリ物を言えるのは、甘えや信頼があるからとも受けとれる。
 『文次郎』が夢主側の意見や要望…時には理不尽とも思える扱いをも受け止める『器の大きい男』として書かれている…その様な見方も出来るな」

A小平太
「それがMっぽく見えるんだな。
 でも、夢主側からすれば『変態的』ではなく『自分の我儘や甘えを受け止めてくれる存在』と映るのか」

A長次
「…無論、これは『夢小説』特有の表現であると思う…それを万人が好むとは限らない…」

A仙蔵
「だが、明らかにSな…昭和時代の頑固親父のような『亭主関白』を素でいく当サイトの文次郎に比べたら、女性のありのままの姿を受け止められる『いしゃたま!』の『文次郎』の方が夢小説のキャラとしてモテるのだろう」

A文次郎
「…………」

A小平太
「あぁ、『自分より先に寝るな』とか『美味い飯を作れ』とか、彼女に我儘ばっかり言ってると嫌われるぞ」

A長次
「…今の世は、『リーダーシップ』よりも『包容力のある男性』が求められていると聞く…」

A文次郎
「……………」

A仙蔵
「それはさて置き、この度もご清聴、ありがとうございました」

A文次郎
「………………」


(パンタ様、真にありがとうございます!
 『いしゃたま!』の皆さんもありがとうございます!
 久々の忍たまキャラ交流、楽しかったです。

 書き手の数だけキャラクター考察があり、それだけいろんな夢小説世界が生まれるのだと思います。
 だからサイト交流はいろんな刺激を受けて勉強になります)








A文次郎
「…お、おい、戸隠、ちょっと…いいか?」

カスミ
「!?
 は、はい」

A文次郎
「特に…深い意味はねぇんだが…その。
 お前は、Sの奴とMの奴なら…どっちがマシだと思う?」

カスミ
「は、はぁ…えっと…わ、私は…一応、M…ですが」

A文次郎
「っ!!!?
 お、お前、Mなのか!?」

カスミ
「は、はい、一応Mですが……。
 (うぅ…やっぱり太って見えるのでしょうか?)」

A文次郎
「………そうか。
 まぁ、それなら特に問題ねぇって事になるのか?」

カスミ
「はい?」

A文次郎
「あ、いや、何でもねぇよ。
 変な事を聞いて悪かったな」

カスミ
「???」



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