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□Lovers on December 24
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クリスマス。
イエス=キリストの誕生を祝う祭りである。
そんな聖なる夜に僕は……。
「えっ?あ、あのフリッピ―…?」
「なぁに?フレイキー。」
「その…ケーキに使う生クリーム…。」
「あぁこれ?これからケーキに使うんだよ。綺麗に塗らないとね。」
「で、でも…ケーキのスポンジはあっちで、なんで僕は壁に追い詰められているの…?」
「それはね、フレイキー。」
持っているボウルから生クリームをすくい、それを困惑の表情をした彼女の頬にペタリと付けた。
冷たかったのだろう、彼女は「ひゃっ!」と短い悲鳴をあげて目を瞑る。
それにごくりとわいてきた唾を飲み込み、僕は更にクリームを彼女に塗っていく。
小さな声を出しながら、見る見るうちに生クリームだらけになっていく彼女。
その姿は、まるでショートケーキみたいで。
「今日のキミは、僕専用のケーキだからね。」
戸惑う彼女が静止の声を上げる前に、小さな可愛らしい唇を奪う。
唇に付着した生クリームの味が口に広がる。
それが彼女の唾液と混じって、とても…とても甘い。
まるで麻薬のようだと思う。ひとたび口にすれば、忘れられない味。
甘い甘い、彼女の味。
「んぅ…っ、ふぁ、んんっ!」
滑るように首筋へ唇を移し、鎖骨の辺りで強く押しつけると赤い華が咲く。
それをいくつもいくつも咲かせていく。それが彼女の白い肌にはよく映えた。
「綺麗にデコレーション出来ていくね、フレイキーは。」
「ふりっ…ぴぃ……ダメ、ケーキが。」
「また一緒に作ろうフレイキー。だから今は…。」
ぐっと力を入れて彼女の服を裂く。
それに彼女は吃驚して、反射的に体を隠そうとするが
裂いた服で、フレイキーの両手を縛り上げる。
これで彼女の自由はきかない。
「おとなしく僕に食べられてね。」
その言葉を合図に僕は、彼女に溺れていった。
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始めようか?甘い甘いケーキよりも甘い聖夜を。
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チャットで、きゃっきゃっ言った話。
短いし中途半端にもほどがあるが、もうこれで…。