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□もう一度君に逢おう
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たとえばそれを衝撃と呼ぶのならば、私はその時確かに衝撃を感じた。
『何をするっ！離せ！この無礼者！』
―――乗っていた船が難破して流れ着いた小さな島国の船乗り場で。
「ええい！訳の分からない言葉を話すな！ガキめ！」
父母もいない異国の地で不当な扱いを受けていた私は。
『痛っ！』
つき飛ばされた衝撃で尻餅を付きながら。
「ちょっと待ちなっ！」
鋭く澄んだ救いの声と。
「あぁ？なんだ、吉岡屋じゃねぇか」
その女との出会いを果たした。
＊＊＊