Angel Beats!-another story-【分岐END[Rパート]】
□Change the worldA
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「で、今度は何をプログラミングしたのよ」
「何が…?」
生徒会室からは既にゆりと立華の声がしていた。
「何がって"影"のことよ」
「…知らない」
部屋の中の出口の所には二つの人影があった。
硝子越しに微かに見える髪の色からして恐らく音無と日向だろう。
これ以上場に人が増えても邪魔だろうと、俺はドアの傍で会話に耳を傾けることにした。
「ってことはバグかしら。じゃあ最後にプログラミングしたのは?」
「一昨日」
「時期的にはバッチリね…。で、その時は何をプログラミングしたの?」
「羽」
「羽?…まさか飛べるの?」
「ううん、飾り」
「飾り?何で?」
「付いてた方が天使らしいって…」
「って…、て誰が言ったのよ」
その時、ドアの向こうのオレンジ髪が大きく揺れた。
どうやら羽のことに関する質問に音無は動揺している様だ。
だが、そんな音無の心配も頼れる副会長直井のフォローで九死に一生を得るのだった。
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