Angel Beats!-another story-【分岐END[Rパート]】

□Change the worldA
1ページ/3ページ


「で、今度は何をプログラミングしたのよ」

「何が…?」




生徒会室からは既にゆりと立華の声がしていた。




「何がって"影"のことよ」

「…知らない」




部屋の中の出口の所には二つの人影があった。

硝子越しに微かに見える髪の色からして恐らく音無と日向だろう。

これ以上場に人が増えても邪魔だろうと、俺はドアの傍で会話に耳を傾けることにした。




「ってことはバグかしら。じゃあ最後にプログラミングしたのは?」

「一昨日」

「時期的にはバッチリね…。で、その時は何をプログラミングしたの?」

「羽」

「羽?…まさか飛べるの?」

「ううん、飾り」

「飾り?何で?」

「付いてた方が天使らしいって…」

「って…、て誰が言ったのよ」




その時、ドアの向こうのオレンジ髪が大きく揺れた。

どうやら羽のことに関する質問に音無は動揺している様だ。

だが、そんな音無の心配も頼れる副会長直井のフォローで九死に一生を得るのだった。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ