Angel Beats!-another story-【第1編】
□The front
1ページ/4ページ
「……はい?」
俺はこの女の子が何を言っているのかわからなかった。
「せんせん?ってのは学校で授業をする…」
「それは先生。」
「じゃあ開会式とかで選手がやる…」
「それは宣誓。だから戦場の第一線にいるって意味の戦線。わかった?」
わかっている。あまりにも現実離れしたような単語に驚いて、思わずボケてしまった。
戦場……
辺りを見渡してみたが、どう見ても平和な学校の風景にしか思えなかった。
綺麗に手入れのされた花壇。
平凡だが立派な校舎。
売り切れ表示の出ていない自動販売機。
それらからは、『戦場』という言葉の微塵も感じられなかった。
→
次へ
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ