愛をまもれ
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元就「ザビ―様だと…?」
ガァンッ…!!
アニキの武器に弾かれたフラフープは元就のすぐ側に落ちた。
だが、元就はそれに目も暮れず怪訝そうな表情で遠くを見ている。
元親「毛利!ぼんやりしてる暇はないんじゃね―のか?」
次は、アニキが元就に攻撃を仕掛けた。
元就「貴様に用は無いわ」
元親「何ッ…?!」
しかし元就はその攻撃を避けてタンッと私の目の前に舞い降りてきた。
(日輪様き、きた――!!)
このままあのフラフープで何枚にもおろされてしまうのか。
私はギュッと目をつむった。
(あれ……?何もしてこなくね?)
元就「ザビ―様とは何だ」
『え…?』
私は驚いて目を開けた。
元親「毛利…俺を無視するたァ…良い度胸してるじゃねーか」
無視られたのが相当頭にきたのか、アニキが笑みをひきつらせる。
元就「貴様、聞いておるのか。ザビ―様とは何だ」
『え?ああ…ザビ―様はですね…』
どうやら、元就はアニキを完全に無視するらしい。
(アニキ、ごめんよ!)
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