にじいろ!

□07
1ページ/2ページ



『で、この子が真田幸村くん。玄関の前で眠ってた』


幸村「初めてお目にかかりまする!某、真田源二郎幸村と申しまする!」


ガバッと膝を着いた幸村に、お母さんは呆然としていた。


『あはは、私も最初はびっくりしたよ。けど、家がわからないらしくてさ』


母「なんて、可愛いの…」


『そう!本当可愛い…ってえ?』



すると、ほうけた私を他所にお母さんは幸村に顔を近付けた。


母「こんな可愛い子を拾うなんて、アンタやるわね」


くるっと私の方を向いて、そう真顔で言った。


なるほど、私達は血が繋がっている。
考える事は一緒ってか。





.
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ