S U P A I

□No.9、え?ちょっと誰ですか!?
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そして、私はある行動を起こす事にした。


『白蘭さん!俺‥お腹痛いんで、トイレ行ってきま―す!』


よし、これならトイレに行ったと思わせてツナ達に合流が出来る!!


白「セティアチャン?トイレはそっちじゃないよ?」


ツナ達の方向に走り出そうとした途端、白蘭に肩を掴まれていた。



『あ、ああ!!そうっすね〜アハハハ〜‥‥』



あっけなく失敗かよ‥!


て、あれ‥ツナ達の姿がないんだけど‥‥?


さっきまでこちらに向かって歩いて来ていたはずの三人が居なくなっていた。



な‥なんでよ――!!

私が危ない連中に連れられてんのに助けにも来ないのかァァア!!?



白「残念だったね?君の仲間に見捨てられて(笑)」


『っ〜〜〜!!』


この野郎ォォオ!!!
めちゃムカつくんですけど!!



そんな時、リムジン的な車が目の前に止まると
後ろの席の窓が開いた。


正「白蘭さん!!
こんな所で何してるんですか!!?
ずっと探してたんですよ!!」


眼鏡を掛けたいかにも
勉強出来ます顔の男。



白「そうなの?なら携帯にでも連絡してくれたら良かったのに」



正「携帯忘れてたんじゃないんですか?!
かけてもまったくでしたよ!!」



『‥‥‥必死じゃん』


そうボソリと呟けば
その眼鏡さんはこちらに気付いた。



正「ちょっとこの人誰ですか?」


白「ああ、この子は僕の恋人だよ」


『ええええ!!?ちょっとアンタ何言って‥!』


正「‥‥‥白蘭さん
いくら何でも男と恋人にはなれないです。科学的に認められないですよ!そんなの」





...
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