愛をまもれ
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「見てみな、小十郎様の後ろ…まぁた変わった格好だぜ」
「まさか…小十郎様の許嫁か?」
「小十郎様に限ってそれはねーよ」
私の存在に気付いたのか、口々にそんな言葉が飛び交う。
やはり、この時代でこの格好は異質らしく怪訝な目を向けてくる。
私からしたら、ごく普通なのに…全くトリップてのは面倒くさいな。
政宗「どうしたごんべ。やけに大人しいじゃねーか」
『いろいろと圧倒されまして。特に、部下の皆さんね』
そう言うと、部下の皆さんはギロと睨みつけてきた。
(あらあら…おっかない)
政宗「そうか、コイツ等が怖いか?」
『いや、片倉さんに比べたら…大丈夫だ』
片倉「今のは聞きずてならねぇな」
『その顔が怖いんですって!……すいません調子乗りました』
(ちょっとまじでここ極道!?こんな事なら甲斐に行けば良かったよ!)
「ハハハ!!アンタ面白いじゃねーか!」
一人がそう言って笑い出した。
「ああ!筆頭が気に入られた訳がわかったぜ」
また一人がそう言って笑い出した。
そして、気がつけばさっきまで睨みつけてきた部下の皆さんが笑っている。
政宗「アンタは凄いぜ?警戒心の強いコイツ等から仲間だと認められたんだ。流石は俺の見込んだGirlだな」
『え…!そうなの!?』
片倉「ああ…俺も驚いたぜ」
(仲間になるの意外にスムーズ!)
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