愛をまもれ
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政宗に言われて旅に出る事になりました。
断る理由も言い訳も見つからないし、アニキに会えるならいいかと思ってます。
でも、片倉さんなら駄目だと言ってくれると思っていたのですが…
片倉「政宗様の命か。ならしっかり精進して来い」
そう肩を強く掴まれて言われた。
あれ、散々旅に行くな危険だ言ってた人ですか?
(こうなりゃグレてやる!!)
……………
伊達の部下の数人と私はどんぶらこ、どんぶらこと鬼ヶ島を目指しました。
途中で、船に全く慣れていない私は気分が悪くなって部下の皆さんに迷惑をかけました。
でも、久しぶりに拝んだ海の景色や香りでちょっと気分が上がりました。
そんなこんなで…やっと西海の鬼が居るという鬼ヶ島に到着。
『うほ―でっけ―!大砲すげ―!』
目の前にどーんと大きな大砲。
私はそれを見上げてテンションが上がっていた時、
その大砲の先端に人影が現れた。
(あ、あれは間違いない!!)
『ア、アニキ――!!』
それに私はついつい叫んでしまった。
すると、アニキが勢いよく飛び降りて…
元親「俺を呼んだのは壌ちゃんか?」
すぐ目の前に降りてきたアニキが私の顔を覗いた。
(カッコよすぎるぜ!アニキィイ―!)
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