愛をまもれ


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只今、私は片倉さんの馬の後ろに乗りながらパカラパカラと揺られていた。


前には、ゲーム同様ハーレ―のように馬を乗りこなす政宗。

あれの後ろに乗ったらお尻とか痛くなってたかもと思えば、ちょっと怖いけどまだ安全運転?な片倉さんの馬の方に乗って良かった。


(そういえば…幸村がまたお会いしたいとかなんとか言ってたな…。
私、そんなに気に入られる事したっけ?)


今日起こった事をボンヤリと考えていたら急に眠気が襲ってきた。


(そっかぁ…今の時間くらいっていつも昼寝してたんだった)


しかも、馬の上下動が何故か揺りかごのような気持のいい動きに感じる。


(寝てもいいかな―?)


私は目の前の片倉さんの大きな背中にギュッと顔を寄せた。

片倉「お、おい…?!」


(うは―大きい抱き枕みたい。これ家に欲し…い…)


『すーすー…』


片倉「ったく…馬に乗りながら寝るとはなんて野郎だ…」



政宗「小十郎、顔が綻んでるぜ?」


片倉「なっ…!?ご冗談を…!!」








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