愛をまもれ


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お舘様に盛大に見送られ、私と幸村と佐助と騎馬隊の皆さんで勢いよく城を飛び出した。




そして、今私達の目の前に広がっているのは真っ黒な空間。


この前現れたウイルスに比べたら、とんでもない数だ。

(ちょっ!こんなの、倒せんの!?)


冷や汗ダラダラ流してたら、幸村が声を上げた。


幸村「なんと…膨大な!これが甲斐に侵入すれば…農民達のみならず、城の人間まで消えてしまうかもしれぬ!何としてでも、これを防がなくては!!」


騎馬隊「おお―!!」



幸村の声に騎馬隊の皆さんも声を上げて、気持を高めている。


それがものすごく、プレッシャーに感じるのは気のせいなのか。


(どうせ、私が一人で倒さなきゃならないんだよ)


佐助「あれ?一発で消すんじゃ無かったっけ?」


そんな時に、佐助のブラックスマイルが。


『精神統一をしてるんだから、話かけないでもらえるかな?』


佐助「あ、そうだったの?何だか顔色が良くないからさ―てっきり怖じけづいたと思ったんだけど。俺様の勘違いか―」


(ぷっちん)


その瞬間私の頭のプッチンプリン弾けました。

『おい、イケメンだからって調子のってんじゃねーぞ。その口、二度と話せないように縫い付けてミッ●ィーちゃんみたいにしてやろうかぁあ!!?』


佐助「は…?」


ポカーンとしている佐助に一睨みした後、
私は一人馬から飛び降りて刀片手に走り出していた。


幸村「な!!ごんべ殿!?」


その奇妙な行動に幸村達は唖然としていた。





『おりゃあぁ!!!お掃除してやるからかかってこいやオラァア!!!』










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