†Sky heart†
□〜第二十三章〜
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ネオンに輝く眠らない街。
その景色に目も暮れず
セフィロスは漆黒の闇が広がる空を仰いでいた。
何か考え事をする時に必ず訪れる自室のバルコニー。
そこからだったら、一面の空を拝める。
だが、今日は無性に胸騒ぎがして眠りに着けないのが理由。
空が危ない…?
カダージュが何かをする…?
その事がずっとずっと頭を巡っている。
だが、それ以上に……
ニブルヘイムに行くなと…
俺の何かが告げている事が
一番気がかりだった。
「空…俺はどうすればいいんだ……?」
吐かれた言葉は虚しく空に消えていった……。
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