S U P A I
□No.2挨拶回りpart2
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そのあと、ディーノさんは包みを開けるのにそうとう手こずっている。
私はただ…悲しくなってきて、唖然とそれを見詰めていた。
ディ「あっれ、開け方間違ってんのか?……痛ッ!!袋で指切っちまった!!」
『こっち見ないで下さい、余計に惨めです』
ディ「惨めとか言うなって痛って―――!!!
また切っちまったッッ!!!」
知らず知らずディーノさんの指は傷だらけになっていた。
するとやっと中身を確かめられたようだ。
ディーノが笑顔を溢した。
ディ「やっと中身見れるぜ…何が入ってんのかな?」
『おめでとうございます。僕、初めて見ました
こんなたかが包装に10分かかる人』
ディ「ライッお前そんなキャラだったか?!かなりキツイぞ?」
『いや、貴方を見ていて目覚めました。よろしく』
ディ「いや、よろしくじゃね―って」
ドッカーーーーン!!!
すると部屋の外から
爆発音が!!!
この前おさまったばっかりなのに!?
一体誰が―――!!?
すると扉が勢いよく開かれ、セティアは咄嗟に扉の方に目を向けた。
.....