†Sky heart†
□〜第三章〜
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呆気なく終わった任務。それよりも、ジェネシスという人物が気になっていた。
そこで、アンジールに尋ねることにした。
「ジェネシスのことか…そういえば、空は会ったことがなかったな」
「うん、すごい気になってるんだ…会えないかな?」
するとアンジールは笑いを溢した。
「ハハハ、そんなことセフィロスに聞かれたら大変なことになるな」
空は不思議そうに首を傾げる。
「………?あたしマズいこと言ってるの?」
「まぁ、な…セフィロスには言うなよ?
それより会いたいなら会わせようか?」
アンジールの言葉に空は嬉しそうに笑って頷いた。
アンジールの話によると、ジェネシスとアンジールは幼馴染みの親友だとか。セフィロスとも仲が良くて、トレーニングルームに忍びこんでは、よく三人でふざけ合ったりしているらしい。
この三人がふざけ合うなんて、あんまり想像につかないが、あの二人と仲良いジェネシスに会うのがさらに楽しみになっていた。
「まぁ…ちょっと“癖”があるんだが、気にするなよ?いい奴なんだがな……」
アンジールが少し困った表情を見せる。
「それは…悪い癖なの?」
そう問うと、アンジールは首を横に振って
「いや…悪い訳じゃないんだ。ただ…理解し難いだろうな」
「そうなんだ……」
空はどんな癖なのか、想像しながら向かうことになった。