愛をまもれ
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政宗「それにしても…アンタの格好奇妙だな」
幸村「な…///そ、そのようにあ、足をさ…晒すなど……!!」
二人のヒーローから只今凝視されております。
私の格好より、貴方達の方がとんでもない格好だと思うんだけど。
そして、片倉さんからは物凄いビーム放たれてるし。
確かに、言い過ぎたとは思いますよ確かにさぁ!
けど、そんなに睨む事もないでしょうに!
だからコワモテだの893だの言われちゃうのよ!
とは言えませんけどね!
命は大事にだヽ(´ー`)ノ
すると、黙っていた片倉さんが口を開いた。
片倉「さっきのは何だった?俺の後ろに何か居たのか」
『そうですよ!けっこう危なくてヒヤヒヤしたんですから。本当に気がつかなかったんですか?』
すると片倉さんは悔しそうに顔をしかめた。
片倉「悪かったな…」
『悪くはないですけど…すいません』
いやいや、何で私が謝ってんのよ。
政宗「小十郎、何があった?」
片倉「は、この小十郎何者かに背後を突かれそうになったらしく…それをこの娘が斬ったと」
政宗「hum…なるほどな。なら、お前はコイツに助けられたって事じゃねーか」
『そうですそうで―す!私は命の恩人で―す』
政宗「Ha!気に入ったぜアンタ!行く宛がねーなら奥州に歓迎してやるぜ!」
片倉「政宗様ッ!?」
『まじか!宛がないってよくわかったね!』
すると政宗はクツクツと笑った。
政宗「アンタの顔を見ればわかる」
『まじすかっ!!!』
(私、そんな顔した覚えないんだけど……)
でも、これは助かった!
片倉さんとか怖いけど、野宿とかするよりは全然ましだもの!
ここでも何とかやってけるんじゃないの―?
幸村「政宗殿!勝手に話を進めないで頂きたい!この女子は甲斐に来て頂く!」
真顔でそう言った幸村。
政宗「Ah〜?まさかアンタ…コイツに惚れたのか?」
そう政宗に言われて、幸村は顔が沸騰したように真っ赤に染まってしまった。
幸村「そ、そうでは御座らんッ!!某は女子の素晴らしい刀構えに胸が熱く感じた故に!是非とも甲斐にお迎え入れたいのでござる!!」
(嘘でもそうですと言って欲しかった。ラブロマンスよさようならぁ〜〜)
というか…また二人がバチバチし出したんですけど。
というか…甲斐でも奥州でも暖かいご飯と眠る場所さえ有ればもうどっちでもいいんだよ。
でも、私を巡って争いだなんて!どこかのドラマみたいキャハ(≧▽≦)/
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