愛をまもれ
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それから、私は男にここに来た理由と物体が見える理由も聞いた。
男の名前は通称N。
(おいおい、Nてつければ誰でもポケ〇ンと友達になれるのか)
私をこの世界に送り込んだのはNの組織、ウイルスさよなら軍団。
なんとも馬鹿げた名前だが、どうやら異世界を管理する組織らしい。
今回、BASARAの世界に謎のウイルスが発生して私が選ばれた。
もう、この辺で私の頭は付いていけてないというか…話が抜けてしまった。
あ、物体が見えるのは私の特性だそうだ。
『ざっとこんなもんでどうだろうか』
N「ところどころ、要らない箇所はあったが上出来だなお前にしては」
『ち…アンタの説明は堅苦しくて分かりづらいんだよ』
N「それと、お前のその刀は物体しか斬れないからな」
『へ―そうなんだ』
N「てことだ。ウイルスの駆除頼んだぞ。ここの世界の運命はお前に託したからな」
じゃ!と立ち去ろうとしたNの裾を引っ張った。
『おい、ふざけんなよ。確かに話で理解はしたが……私は許可してないんだよ』
N「許可ならもう貰った。お前が刀を使った時からな」
『は…?なんだって…?』
N「無闇に落ちてる物を使ったからだ」
(し…してやられたぁあ!!!)
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