愛をまもれ


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『ちょっ…何この箱っ!?』


政宗「変なからくりだな。こんなのどうuseすんだ?」

片倉「政宗様!そのような得体の知れない物を触るなど…!」



言わせてやろうと思っていた言葉がまさか自分の口から出てくるとは…思ってもいなかった。


バッグに入っていた物は、変な箱と丸い機械とただのボールと説明書?だった。
私のバッグには教科書とか携帯とかが入っていたはずなのだが。


ただ、説明書だけは見覚えがある。多分Nから渡された物だ。


という事は…このグッズはウイルス退治用の物だろうか。


政宗「very interesting!」


政宗は何やら楽しそうに機械をいじっている。


(へ―けっこう可愛いかも)

なんてニヤニヤしてたら横からため息が。


片倉「全く…貴方というお人は…」


そう呆れながら何故か表情が柔らかく見えた。



(…それでもコワモテ!!)



……………



それから、必死に自分が敵ではないと説得した結果…二人はようやく理解してくれた。

片倉さんは政宗に言われて渋々理解したようだけど。

(つか、政宗はどうして私を連れて来てくれたのかな?もしかして…私を好きになって…)


そんな事をニマニマしながら考えていたら、二人から怪訝な顔をされた。


(まぁ、それはないか)


政宗「話は終わりだ。今日は疲れただろ?」


『かなりの疲労感です』


政宗「Ok!小十郎!」


片倉「は!」


政宗「ごんべに部屋を用意してやりな」


片倉「承知」


そう指示されると片倉さんはスッと立ち上がった。


片倉「付いて来な」


そう言って颯爽と部屋を出てしまう。


『ちょっ、早!!政宗さんお邪魔しましたぁ―!』


私はスクールバッグを抱えて政宗に一礼して片倉さんを追いかけた。




....
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