†Sky heart†
□〜第八章〜
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その後、ジェネシスを見つけることが出来なかった神羅兵やソルジャー達が撤退を始めていた。
そして、ザックスもその一人だ。
「アンジール、見つからなかったよ‥。
コピー達はいたんだけどさ‥ジェネシスは‥」
「ああ‥‥俺もだ‥」
まったく収穫がなく
どうしてもやるせない気持ちが溢れていた。
一方、空も
心に蟠りを持ちながら
シスネと合流していた。
「‥‥‥その表情は、
ジェネシスに会えたのね‥‥」
シスネが神妙な面持ちで言う。
空はただ頷いただけ。
シスネもそれをわかってか、それ以上は何も問わなかった。
ヘリに乗り込んでも
心に蟠りは残ったまま。
ジェネシスの言葉が
頭を過る。
俺はモンスターだ。
あの黒い羽は‥
幻なんだろうか‥‥。
羽を生やした人は
モンスターなんだろうか‥‥。
違う‥羽を生やした人は 天使だ。
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