†Sky heart†

□〜第十二章〜
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本部に入ると、ツォンが 腕を組んで座っている。


「わざわざすまないな。ここに呼んだのは
ある任務を頼みたいからだ」


ツォンの鋭い瞳に吸い込まれるように見入る。


「ここ、ミッドガルにウータイ兵が忍びこんでいるとの報告があった。
そこで、タークスだけでも良かったんだが‥
あのウータイ兵のことだ、何人忍びこんでいるか分からん。だから、ソルジャー1stである空に頼みたい」


淡々とそう言いい終わる。


横のレノは何やら言いたげな表情を見せた。



「レノ、何か言いたそうだな?不満か」


少し口元を緩めるツォン

レノは頭をクシャと手で撫でながら


「いや‥不満じゃないんすけど‥
わざわざ1stなんて、ちょっと大層な気がしたんですよ、と」



「確かにな‥‥」



そんな会話に、耐えられなくなった空は
笑いを溢した。



「フフフ‥何だか、タークスって面白いですね!
あたしは、安心しましたよ。この任務で」



「ヘッ‥あんま調子こいてたら、ヘマ踏むぜ?
まぁ‥俺が居るから?
そこら辺は大丈夫だぞ、と‥‥‥って‥‥」



「ツォンさんも笑うんですね!
良かった‥笑わない人だって思ってたので」



「フッ‥まさか、俺もれっきとした人間だ。
笑うことだってあるさ‥それよりも、任務を頼んでもいいか?」



「はい!ミッドガルの平和を守ってきますね」



コイツ‥‥‥聞いちゃいねぇぞ、と‥‥。





.....
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