†Sky heart†
□〜第十四章〜
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ソルジャー1st、空の脱走。
それは、神羅中に広まり混乱を招いた。
度重なる1stの脱走…
それに頭を抱えるのは
神羅兵やソルジャーだけではない。
裏で神羅を支えるタークスにも広がっていた。
「あの1stも、脱走するなんて…ソルジャーは役に立たちやしねぇな」
「ああ、だから俺はソルジャーが嫌いなんだよ。生ぬるいことばっかりやってるくせによ、
いざ立場が悪くなってきたら直ぐにでも上を裏切りやがるからな」
「けっ…俺達なんか神羅がやらかした色んな事を揉み消してやってんだ。ざまぁねぇ、能無し野郎は崩れちまえばいいんだよ」
口々に聞こえるのは侮辱。
それは仕方ないこと、
タークスはソルジャーとは違って裏で仕事をすることが殆どだ。
神羅が犯したことを揉み消し、時には仲間でも落としめた。
そのせいか…タークスは世間からはよそ者のように扱われる。
ソルジャーのように輝かしいことはない…。
だが…それよりも気に入らないことがある…
「てめェら…いい加減
その愚痴言うのやめろ。目障りなんだよ、と…
んな気持ちでやってんならやめちまえ。
だからナメられんだ
なっ相棒!」
「ああ、相棒」
気に入らないこと、
それは…
「それ以上空のこと言ったら…仲間だろうが容赦しねぇぞ、と」
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